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ファン入場再開したスーパーGT、最終戦は観客上限を増加? GTA坂東代表が示唆

スーパーGTをプロモートするGTAの坂東正明代表は、第6戦鈴鹿で行なわれた会見に登壇。2020年シーズンにおける観客入場の拡大予定についてや、新型コロナウイルス拡大防止策の現状についての質問に答えた。

Grid Action

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Masahide Kamio

 先日鈴鹿サーキットで行なわれた『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』で2020年のスーパーGTは全8戦のシリーズのうち6戦を終えた。

 シーズンも残り2戦となり、タイトルの行方も気になるところとなっている。ところで、今年のスーパーGTはシリーズ前半の4大会を無観客開催とし、10月初旬に富士スピードウェイで開催された前回の第5戦『たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE』から観客を迎え入れての開催となっている。プロ野球やサッカーのJリーグなど、国内のプロスポーツでは政府の規制緩和を受け、受け入れる観客数を増やすなどの措置が講じられているが、スーパーGTではどうなのだろうか?

 スーパーGTをプロモートしているGTアソシエイション(GTA)ではレースが開催されるたびに記者会見を実施してきており、大会の中では恒例のプラグラムとなっている。そして今回も25日(日)にGTAの定例会見が実施された。

 ちなみに、去年まではブリーフィングに多数の取材記者を集めて実施されていた定例会見だが、今年は新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐ観点から3密を避け、出席する取材記者を厳しく制限。これは公式予選や決勝後に行なわれるポール会見/優勝会見も同様で、こちらは出席者を制限する代わりに出席できない取材記者に向けてYouTubeでLIVE配信を行なっている。

 会見は、GTAの坂東正明代表が登壇。冒頭のあいさつに続いて、日本モータースポーツ記者会(JMS)からの代表質問や、出席した取材記者からの個別な質問に、坂東代表が事細かに対応する、といういつものスタイルで進められた。

 JMSからの代表質問の趣旨のうち、今回は1.今後の観客数に関する規制緩和、そして2.スーパーGT関係者へのPCR検査、の2点に絞ってGTAの回答を紹介していこう。

■様々な観客サービスがあるスーパーGTではプロ野球と同じ訳にはいかない

 先ずは1.“今後の観客数に関する規制緩和”から。プロ野球を統括する日本野球機構(略称NPB)が政府の規制緩和を受け、観客数を個々の球場を満席にして試合を開催する実証実験を行なうなど、プロスポーツや各種イベントにおける観客動員数の上限を緩和する流れができつつあるが、スーパーGTをプロモートするGTAの考え方はどうなっているのだろうか?

 この質問に坂東代表は「やっとお客様に生でレースを見ていただける、良かった、うれしい、という気持ちがあるのはもちろんですが、本当はもっともっと多くのお客様にサーキットに来ていただけるようにしたいのに、まだそうするわけにはいかないのが歯がゆい、という気持ちとの半々だというのが正直なところです」と心情を吐露。

 さらに「スーパーGTはシリーズも後半戦となった前回の富士から観客の皆さんをお迎えしての有観客開催としています。しかし入場者数は抑制していますし、お客様がパドックへ入場することもできないよう制限させていただいています。そしてこれは、少なくとも次の第7戦もてぎ大会でも継続させる予定です」と続けた。

 サーキットはオープンエアの会場だから3密は気にしなくてもいいのでは、との声も聞かれるが、スーパーGTではパドックへの出入りやピットウォーク/グリッドウォーク、さらにはステージイベントなどサーキット内に限っても様々な場所への移動を伴うことから、坂東代表は「基本的に席に座って観戦するプロ野球などと同じように考えるわけにはいきません」と断言。

 その一方で「最終戦となる第8戦富士大会(11月28、29日)に関しては、入場者数をどこまで増やすようにするか、ステージイベントやピットウォークなどの実施、そしてお客様のパドックへの出入り、といったところについてオーガナイザーとともに検討していきます」ともコメント。

 GTAとしては、今回の鈴鹿大会や2週間後に開催される次戦もてぎ大会などの状況や、国内外のイベントの様子、国の動向などを見ながら、どこまでやれるかをオーガナイザーとともに検討していく、とのことだった。

■ガイドラインやロードマップに則って自己管理を継続していくことが重要

 続いては2.スーパーGT関係者へのPCR検査、についてだが、今後どうするかを論じる前に、前回行なったスーパーGT関係者へのPCR検査について紹介しておこう。

 GTAでは第4戦のもてぎ大会終了後、昭和大学病院の協力を得てスーパーGT関係者へのPCR検査を実施している。検査対象は、第5戦に参加してパドックに入場するドライバーや各エントラントのスタッフから、スポンサーなど関係企業スタッフまで、スーパーGT関係者全員で、取材に訪れるメディアも対象となり、総勢1,295名がPCR検査を受けている。

 なお、都合でこのタイミングでの検査を受けられなかった135名も、第5戦の富士大会の前に各自で検査を受けている。この1400名余りの中で唯一人、陽性と判断された受検者もいたようだが坂東代表は「陽性の結果が出た方は、これまでのスーパーGTの4大会には参加しておらず今回の第5戦から参加される予定だった方でした」と、前回の定例会見で説明していた。

 GTAでは『2020 スーパーGT 公式イベント開催に向けた新型コロナウイルス感染防止ガイドラインならびにロードマップ』を策定しているが、前回行なわれたPCR検査の結果からも、坂東代表は「このガイドラインやロードマップに則って、しっかりと自己管理をされることで新型コロナウイルスへの感染を高い確度で抑制できるということの見事な証明になったと思っています」とし、続けて「これからもその自己管理を継続していってもらえれば、新型コロナウイルスへの感染は抑えていけると考えています」と締めくくっていた。

 

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