5連勝ホンダF1、スプリント予選初実施のイギリスGPへ。田辺TD「入念に事前準備を行なって臨む」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、スプリント予選レースが実施される第10戦イギリスGPはいつも以上に事前シミュレーションの正確性が試されると語った。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, 1st position, in Parc Ferme
Sam Bloxham / Motorsport Images
F1第7戦フランスGPからの3連戦をマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が3連勝、チームとしては第5戦モナコGPから5連勝を飾り、勢いに乗っているレッドブル・ホンダ。ホンダF1のテクニカルディレクター(TD)である田辺豊治は、第10戦イギリスGPでもいい流れを維持したいと語った。
「フランスとオーストリアでの3連戦を3連勝で終え、今週は英国・シルバーストンでのレースになります。シルバーストン・サーキットは高速サーキットとして知られ、F1カレンダーの中でも長い歴史を持っています」
田辺TDはイギリスGPを前にそうプレスリリースにコメントを寄せた。
「ホンダF1およびレッドブル・レーシングが拠点を置くミルトンキーンズから30分ほどの距離にあり、レッドブルにとっては先日のオーストリアに続くとともに、我々ホンダF1にとってもホームレースになります」
今回のイギリスGPでは、フォーマット改良の一環としてスプリント予選レースが試験的に実施される。チームは60分間のフリー走行1回目でマシンのセットアップを整え、その後のセッションを戦っていくという難しいチャレンジに挑むことになる。
田辺TDは、いつも以上に事前のシミュレーションが重要になってくるため、入念に準備を整えてレースに臨むと話した。
「今回のイギリスGPからF1初の試みとなる『Sprint Qualifying Session』が導入されます。金曜のFP1に続いて、通常は土曜日に行なわれる予選が行なわれ、その結果から土曜のSprint Qualifying Sessionのスタートポジションが決定されます。そしてSprint Qualifying Sessionはレース形式で行なわれ、その結果から、日曜の本戦のグリッドが決定されるというものです」
「チームおよびホンダとしては、金曜午前に行なわれる1時間のプラクティスの中で、PUと車体双方のセッティングを決め、その後のセッションに臨まなければなりません。したがって、通常よりも大幅に短い時間で最適なセッティングを見出さなければいけないという、エンジニアにとっては非常にチャレンジングなフォーマットになります」
「事前のシミュレーションの正確さがいつも以上に試されることとなりますので、チームとともに今シーズン、また過去のシルバーストンのデータを解析するなど入念に事前準備を行なって臨みます。今回も様々な意味で簡単ではない週末になりますが、ここまでのいい流れを維持する形で、大切なホームレースを闘いたいと思います」
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