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予選レポート

F1フランスGP予選:ハミルトン会心PP。フェルスタッペンが意地の4番手

F1第8戦フランスGPの予選は、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W10

写真:: Jerry Andre / Motorsport Images

 F1第8戦フランスGPの予選が、ポール・リカール・サーキットで行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがコースレコードを更新する1分28秒319でポールポジションを獲得した。

Q1:めまぐるしいアタック合戦。母国グロージャンが敗退

 気温25度、路面温度が56度まで上昇した中、18分間のQ1がスタートした。

 グリッド降格が決まっているダニール・クビアト(トロロッソ)を先頭に、各車が続々とコースインしていった。

 セッション序盤のトップに立ったのは、フリー走行から好調のカルロス・サインツJr.(マクラーレン)。2番手にアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィ、3番手にアレクサンダー・アルボン(トロロッソ)が続いた。

 セッション開始から6分が過ぎると、遅れてコースインしたトップチームがアタック。まずバルテリ・ボッタス(メルセデス)が1分31秒378でトップに立つと、0.1秒以内にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がつけた。

 レッドブルは、ピエール・ガスリーが最初のアタックでノリスに次ぐ6番手。一方、マックス・フェルスタッペンは振るわず、13番手に甘んじた。

 上位陣もこの後のセッションに活かそうとアタックを継続。ルクレール、ボッタス、ハミルトンがそれぞれタイムを更新し、ボッタスが1分30秒550でトップに立つが、3番手のルクレールもボッタスから0.097秒差と僅差のままだった。

 フェルスタッペンは2度目のアタックで1分31秒327を記録。ベッテルもタイムを更新し、Q1敗退ボーダーを1.5秒以上上回るタイムを残した。

 残り時間が5分を切り、各車が2セット目のタイヤを投入してコースイン。路面コンディションは良くなっているようで、各車が大幅にタイムを更新していった。

 Q1敗退のボーダーライン付近からトップ5に食い込むマシンも多く、オーダーはめまぐるしく入れ替わった。これにより、ガレージでセッションを見守ったフェルスタッペンやベッテルは次々とポジションを落としていった。

 セッションが終了し、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグが4番手、ダニエル・リカルドが5番手とジャンプアップ。フェルスタッペンは14番手でからくも生き残り、Q2に進出した。

 最終的にQ1敗退は、クビアト、ロマン・グロージャン(ハース)、ランス・ストロール(レーシングポイント)、ジョージ・ラッセルとロバート・クビサのウイリアムズ勢の計5台となった。

 グロージャンはアタックにミスがあり、母国GPで悔しいQ1敗退となった。

Q2:ミディアムタイヤの波乱。ガスリーからくもQ3へ

 15分間のQ2がスタートすると、メルセデス勢はミディアムタイヤを選択。他にも、フェラーリ勢やサインツJr.、フェルスタッペンがミディアムタイヤを履いてコースインした。

 まずボッタスが1分30秒024をマークするが、ハミルトンは更に速い1分29秒520を叩き出し、トップに立った。

 ミディアムタイヤがタイムアタックに適したコンディションなのか、サインツJr.が1分30秒319、フェルスタッペンが1分30秒099と2度目のアタックでタイムを更新した。

 これを見て、ピットに戻ったリカルドやノリスはミディアムタイヤにスイッチし、2度目のコースイン。ふたりは順当にタイムを更新し、トップ10圏内に食い込んだ。

 これで、トップ9が全車ミディアムタイヤで記録したタイムに。他に新たにミディアムタイヤを履くマシンはおらず、メルセデス勢やフェルスタッペンはQ3に向けた確認か、ソフトタイヤへと履き替えてコースに向かった。フェラーリ勢とサインツJr.は2セット目のミディアムタイヤを使用してコースに入った。

 タイヤ戦略が大きく別れたQ2終盤だが、ジョビナッツィやガスリーがソフトタイヤでタイムを更新。Q3に進出できるトップ10に食い込んだ。

 アルボンはガスリーに0.040秒差の11番手でQ2敗退。12番手以下、ライコネン、ヒュルケンベルグ、セルジオ・ペレス(レース)、ケビン・マグヌッセン(ハース)がここで姿を消した。

 ヒュルケンベルグはアタックにミスがあったようで、ミディアムタイヤを履いたマシンの中で唯一、Q3進出を逃した。

 結果的に、トップ8が決勝をミディアムタイヤでスタートすることに。ジョビナッツィとガスリーがソフトタイヤスタートに決まった。

Q3:ハミルトン圧巻ポール。マクラーレン歓喜の3列目

 12分間のQ3は、路面温度52度でスタート。メルセデス勢がセッション開始からコースに飛び出すことが多いQ3だが、セッション開始から1分30秒が経過し、ノリスが先にコースに入った。ガスリーのみがミディアムタイヤを装着しアタックへ向かった。

 各車が最初のアタックを終えたところで、主導権を握ったのはハミルトン。1分28秒448という驚異的なタイムを叩き出し、ボッタスを0.157秒リードした。

 0.567秒差の3番手はルクレール。4番手はフェルスタッペンだが、ボッタスからは1.247秒離された。5番手はサインツJr.で、フェルスタッペンとは0.013秒差に迫った。

 ミディアムタイヤのガスリーは伸びず8番手。ベッテルはアタックにミスがあり、アタックを完了せずにピットに戻った。

 残り時間が3分に迫ると、コースインをしていなかったジョビナッツィを先頭にメルセデス勢やガスリーが続き、全車が最後のアタックに向かった。

 ボッタスがミスをするなど自己ベストを上回れない一方で、ハミルトンがセクター2で全体ベストを更新。最終的にハミルトンは1分28秒319を叩き出し、他の追随を許さずポールポジションを獲得した。

 ルクレールは最後にタイムを更新するも、ハミルトンには0.646秒及ばず3番手だった。

 4番グリッド争いは熾烈で、一時はマクラーレンの2台がフェルスタッペンを上回った。しかし後からアタックしたフェルスタッペンが、なんとかこの2台の前を確保した。とはいえ、その差は0.009秒。マクラーレンのスタッフはポールを獲得したかのように喜びを爆発させた。

 ベッテルは、1度目のアタック失敗が響いたか7番手。リカルドは8番手と、古巣レッドブルのガスリーを上回った。10番手のジョビナッツィは、今季最高の予選結果となった。

【リザルト】F1第8戦フランスGP:予選結果

順位 # ドライバー タイム 前車との差 平均速度
1 44 United Kingdom ルイス ハミルトン 1'28.319     238.127
2 77 Finland バルテリ ボッタス 1'28.605 0.286 0.286 237.359
3 16 Monaco シャルル ルクレール 1'28.965 0.646 0.360 236.398
4 33 Netherlands マックス フェルスタッペン 1'29.409 1.090 0.444 235.224
5 4 United Kingdom ランド ノリス 1'29.418 1.099 0.009 235.200
6 55 Spain カルロス サインツ Jr. 1'29.522 1.203 0.104 234.927
7 5 Germany セバスチャン ベッテル 1'29.799 1.480 0.277 234.203
8 3 Australia ダニエル リカルド 1'29.918 1.599 0.119 233.893
9 10 France ピエール ガスリー 1'30.184 1.865 0.266 233.203
10 99 Italy アントニオ ジョビナッツィ 1'33.420 5.101 3.236 225.125

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