君、何歳なの? コラピントの新人離れした“職務態度”に先輩アルボンも感心「F1に適したマインドセットを持ち合わせている」
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、チームメイトのフランコ・コラピントがデビュー戦ながら新人離れしたアプローチでレースに取り組んでいると評した。
Franco Colapinto, Williams Racing
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
イタリアGPでウイリアムズからF1デビューを果たしたフランコ・コラピント。そのルーキーらしからぬ大人びた雰囲気や言動が注目されているが、チームメイトのアレクサンダー・アルボンもコラピントのレースに取り組む姿勢に感心しているようだ。
ウイリアムズ育成のコラピントは昨年までFIA F3を戦っており、今季からFIA F2にステップアップしたばかりの21歳。ここまでスプリントレースで1勝、フィーチャーレースで2位2回を記録してランキング6番手につけるなど、参戦1年目ながら高いパフォーマンスを見せていたことが、解雇となったローガン・サージェントの後任としてのF1昇格に繋がった形だ。
イタリアGPでのウイリアムズはかなり好調であり、アルボンがフリー走行からコンスタントにトップ10に入っていただけでなく、コラピントもFP3で9番手に食い込むなど、アルボンに食らいつくパフォーマンスを見せていた。コラピントはミスがありQ1敗退に終わったが、アルボンはQ3に進み9番グリッドを確保した。
アルボンは、ウイリアムズが例年モンツァを得意としているため、今回の結果が最近のアップデートパッケージの有効性に直結するかどうかは分からないとしつつも、アップデートがなければQ3に進むことはできなかったのも確かだろうと予選を振り返った。そしてルーキーであるコラピントに対して、先輩としてどのくらいサポートしているのかと尋ねられると、次のように語った。
「皆が思っているほどではないと思う。彼はどれだけ(F1で)走ったのか正確には知らないけど、アブダビのテストでもシルバーストン(イギリスGPのFP1)でも良かった。特にシルバーストンは力強かったし、今週末もそうだ」
「彼には生まれつきのスピードがあるけど、彼の仕事に対する姿勢と考え方が、年齢を考えるとすごく印象的だ」
「フランコが何歳かは正直知らないんだけどね。22歳か21歳かな? 若く見えるよね! でも、週末の過ごし方がとても良い。何が過剰な情報かを理解していて、自分が知るべき部分をちゃんと把握している。それに良い意味で自信に満ちていて、エンジニアたちにタイヤの情報などを積極的に求めている」
「僕はとても感心している。彼は間違いなくF1に適したマインドセットを持ち合わせていると思う」
今回の予選において、上位チーム以外でQ3に進んだのはアルボンとハースのニコ・ヒュルケンベルグのふたり。アルボンは、ハースの方が決勝レースに強いマシンに見えるとして、チームが施した変更がレースでの強さにつながることを期待している。
「僕たちの方が若干予選向きのマシンで、レースでは彼ら(ハース)の方が若干速いマシンだったように思う」
「現状では、彼らの方が僕たちより少しグレイニング(ささくれ摩耗のしにくさ)も優っているだろうから、僕たちは今日それをどうにかするための変更をしたんだ。だから今回の予選ペースも、レースペースを良くするために多少犠牲になっていたのだと思いたいけど……実際はどうだろうね」
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