F1サウジアラビアGP予選:メルセデスがワンツー! フェルスタッペンは最終アタックでウォールの餌食に。角田裕毅は8番手

F1第21戦サウジアラビアGPの予選が行なわれ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は最終アタックでウォールの餌食となった。

F1サウジアラビアGP予選:メルセデスがワンツー! フェルスタッペンは最終アタックでウォールの餌食に。角田裕毅は8番手

 F1第21戦サウジアラビアGPの予選が行なわれ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得した。

 F1初開催の舞台となるのは、サウジアラビア第2の都市ジェッダにあるジェッダ市街地サーキット。“世界最速の市街地サーキット”を謳う全長6,175kmのコースには、27個のコーナーが配置されているが、多くがフルスロットルであり超高速仕様。加えてウォールが右に迫るミスが許されないサーキットだ。

 18分間のQ1が開始されると各車は一斉にピットから飛び出し、アタックを行なっていく。フリー走行からイエローフラッグの提示が相次いでおり、他車のアクシデントによって満足のいくタイム計測が出来ずに敗退……という最悪のシナリオを避けるため、タイムをどんどん更新しておきたいと考えたのだろう。また、タイヤの温まりが悪かったため、アタックに入るまでに複数周回を重ねるマシンもいた。その時間を確保するためにも、できるだけ長く走行時間を取りたかったのだろう。

 各車は1セット目のソフトタイヤで複数回のアタックを行ない、周回を重ねるごとにタイムを更新していった。一度ピットへ戻っても、ガレージに留まることなく2セット目のソフトタイヤを投入しアタックを続けた。

 最終的にQ1をトップで通過したのはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)。0.036秒差の2番手タイムをバルテリ・ボッタス(メルセデス)が計測したが、Q1最終盤でパワーユニット(PU)にミスファイアの症状が現れ、最終セクションでスローダウン。ピットレーンに入ったところでマシンが止まってしまったが、メカニックたちの”出迎え”を受け、なんとかガレージに戻ることができた。

 Q1で敗退となったのは16番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)以下、セバスチャン・ベッテルとランス・ストロール(共にアストンマーチン)、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピン(共にハース)だった。

 トップ10入りを決める15分のQ2でも、タイムを積極的に出すべく開始前からピットロードに多くのマシンが並んだ。Q3へ進出した場合、決勝レースではQ2で最速タイムを計測したタイヤでスタートすることが義務付けられているため、ほとんどのドライバーが1セット目のタイヤにミディアムタイヤを選択した。そして各車はQ2でも続けざまにアタックを行ない、タイム更新合戦を展開した。

 Q2トップ通過はハミルトン。ペレスとマックス・フェルスタッペンのレッドブル勢がそれに続いた。Q3進出組では、ランド・ノリス(マクラーレン)が唯一ソフトタイヤでタイムを計測。その他9人のドライバーはミディアムタイヤで決勝レースをスタートすることになった。

 Q1最終盤でマシンが止まったボッタスも問題なくQ2を出走し、4番手タイムを出したが、Q2終了間際に右側から高速で抜いていったキミ・ライコネン(アルファロメオ)の左リヤとフロントウイングの右翼端板を接触させてしまった。幸い2台には大きなダメージはないようだ。

 Q2敗退となったのは、11番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)以下、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ラッセル、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)だった。サインツJr.はアタック中にハーフスピンを喫し、バリアにリヤウイングを引っ掛けた。フラットスポットが出来てしまったタイヤを変え、最終アタックでトップ10入りを目指したが、接触によりアライメントが狂ったか、コースオフを喫して満足いくタイムを残せなかった。

 ポールポジションを決めるQ3。メルセデス勢やアルファタウリ勢が新品のソフトタイヤを履いてQ3開始と同時にコースへ出る中、レッドブル勢を始めとする数人のドライバーたちはタイミングを待った。

 ボッタスがまずターゲットタイムの1分28秒143をマーク。フェルスタッペンが遅れてコース上に姿を現し、2アタック目のハミルトンに続いてアタックを開始した。ハミルトンはボッタスを0.108秒上回るも、フェルスタッペンが全セクターで全体ベストを記録し1分27秒653を叩き出し、トップに躍り出た。

 1セット目のアタックを終え、各車はピットで新品のソフトタイヤに履き替え、ハミルトン、ボッタス、フェルスタッペンの順でポールポジションを目指す最終アタックへと向かった。

 その最終アタックでは、ハミルトンがトップタイムを更新したものの、フェルスタッペンがセクター1、セクター2と全体ベストを叩き出し、このままフェルスタッペンがポールポジション獲得か……とも思われたが、最終コーナーで左フロントタイヤをロックアップしマシン右側面からウォールにヒットし、コース上にマシンを止めることになった。攻めに攻めた代償は大きく、フェルスタッペンは力なくマシンを降りた。

 最終的にメルセデスがワンツー。トップタイムはハミルトンの1分27秒511で、0.111秒差でボッタスが2番手に並んだ。今季残り2戦というところで、ハミルトンのドライバーズランキング首位奪取&コンストラクターズランキング首位キープに向け、メルセデスとしては絶好の位置につけた。

 クラッシュしたフェルスタッペンは1セット目で記録したタイムで3番手。4番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を挟んで、ペレスが5番手となり、レッドブル勢はまたしてもメルセデスの後塵を排することになった。

 アルファタウリ・ホンダは6番手にピエール・ガスリー、7番手ランド・ノリス(マクラーレン)を挟んで、角田裕毅が8番手につけた。角田はQ2では同条件でガスリーを上回るタイムを記録するなど、今週末好調な走りを見せている。

 
 
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