速報ニュース

F1

“超複雑な”パワーユニット、新規参入のハードル高すぎ? 元B.A.R代表が警鐘

元B.A.R代表であるデビッド・リチャーズは、F1が2014年から導入しているハイブリッドターボエンジン規定は複雑過ぎ、新たなメーカーの参入の障壁になっていると主張した。

Jake Boxall-Legge

Jake Boxall-Legge

編集: 2020/05/31 9:50

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Renault F1 Team RS17 engine

 F1は2022年に大きなレギュレーションの変更が予定されている。本来は2021年から適用される予定だったが、新型コロナウイルスの影響によって1年後ろ倒しとなった。ただ、車体回りの規則は大きく変更されたが、パワーユニットに関しては僅かな変更に留まっている。

 今回のレギュレーション改訂だが、当初は2014年から導入されたパワーユニットをより単純に、MGU-H(熱エネルギー回生)を廃止することが検討されていた。しかし最終的にF1はパワーユニットの構成を変更しないことを選んだ。

 パワーユニットに関する唯一の変更点は、全チームが使用する標準の燃料ポンプ、そしてコストを削減することを目的とした使用材料の変更のみだ。

 新規定において変更が少ない点は、既存の参戦メーカーにとっては開発コストの低減という恩恵がある。しかし元B.A.R代表で現在は英国の4輪モータースポーツ組織であるMotorsport UKで会長を務めるデイビッド・リチャーズは、世界が不況に向かっている状況では、開発にかかる初期費用がメーカーが参戦を検討するにはあまりにも高すぎると主張している。

「そこに至るまでの投資は、途方もないものだ」と、リチャーズはmotorsport.comに語った。

「現在の環境において、今の自動車メーカーには到底考えられないものだ」

「現在のエンジンサプライヤーと並ぶために必要な資金を、誰かが投資することが実現可能になる前に、2、3歩後退しないといけないだろう」

「それらの装置は、これまでに製造された中で最も洗礼された内燃機関を備えているんだ」

 またリチャーズはテクニカルレギュレーション自体が、独立系のメーカーが外部からの投資無しにハイブリッドターボシステムを開発することを制限している、とも述べている。

 例えばコスワースはF1のエンジンサプライヤーとして参入した最後の独立系メーカーだ。彼らは2010年に元F1代表のバーニー・エクレストンとFIAの強力な支援を受け、F1に復帰した。

 しかし2014年にF1がパワーユニットへと舵を切ると、コスワースは自前でパワーユニットを生産する予算が欠けていたため、そして唯一のパートナーチームであったマルシャF1がフェラーリと契約を結んだことで、撤退することになってしまった。

 F1は再び独立系メーカーによるエンジンを導入できるのだろうか? それを訊かれたリチャーズは「現在のようなテクニカルレギュレーションでは、無理だ。複雑すぎるんだ」と答えている。

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 かつて親友だったふたり……ロズベルグとハミルトンの友情が崩壊した日:2014年モナコGP

次の記事 名門ウイリアムズがついに身売りを検討。今が“売り時”と判断したのは何故なのか?

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jake Boxall-Legge



ライバルの伸びは“恐ろしい”とメルセデス……しかし「我々には伸びしろが残っている」と自信も

F1

F1

オランダGP

1 日前

ライバルの伸びは“恐ろしい”とメルセデス……しかし「我々には伸びしろが残っている」と自信も



ボルトレト、今後数年アウディで活躍か「条項とかないし、長期プロジェクトだからね」2年目も成長実感中

F1

F1

4 日前

ボルトレト、今後数年アウディで活躍か「条項とかないし、長期プロジェクトだからね」2年目も成長実感中



FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に

General

General

6 日前

FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に

最新ニュース



角田裕毅、F1復帰の知らせは火曜日ギリシャで……「予想外でした。でも、ずっとこのF1マシンを走らせたいと思っていました」

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 7 時間前

オランダGP

角田裕毅、F1復帰の知らせは火曜日ギリシャで……「予想外でした。でも、ずっとこのF1マシンを走らせたいと思っていました」



レッドブル代表、フェルスタッペンとの契約延長を喜ぶ「共に刻むべき歴史はまだたくさんあるんだ」

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 9 時間前

オランダGP

レッドブル代表、フェルスタッペンとの契約延長を喜ぶ「共に刻むべき歴史はまだたくさんあるんだ」



コラピント、ネット上の誹謗中傷について語る「みんな、自分の言葉が周囲に与える影響をもっと意識する必要がある」

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 9 時間前

オランダGP

コラピント、ネット上の誹謗中傷について語る「みんな、自分の言葉が周囲に与える影響をもっと意識する必要がある」



アウディ、2年目ボルトレトを高評価。速さだけではない人間性の魅力をマクニッシュがベタ褒め「今の我々にとっても必要なドライバー」

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 10 時間前

オランダGP

アウディ、2年目ボルトレトを高評価。速さだけではない人間性の魅力をマクニッシュがベタ褒め「今の我々にとっても必要なドライバー」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録