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フェラーリ代表、技術指令がPU性能低下の一因だと認める「適応が必要だったのは確か」

フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、フェラーリ製パワーユニットがFIAの取り締まりによって抑制されていることを、これまでで最も明確に認めた。

Charles Leclerc, Ferrari SF1000

 2019年のF1において、パワーユニット運用方法の合法性について疑いをかけられていたフェラーリだが、今年初めにFIAと内容非公開の“和解”に至った。これに関してフェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、FIAによる調査や技術指令が今季のパフォーマンスに影響を与えているかどうかについて明言を避けてきたが、今回はそれを比較的明確に認めた。

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 今季のフェラーリは昨年まで武器としていたストレートスピードで後れを取っており、非常に苦しいシーズンのスタートを切った。チームは現在、空力パッケージをアップグレードしてドラッグ(空気抵抗)の問題に取り組もうとしている。

「レギュレーションは非常に難しく、複雑だと思う。レギュレーションの中にはまだ明確にする必要のある部分が存在する。それは過去にもあったものだし、今後もあるだろう」

 そうビノットは語った。

「昨年から多くのTD(技術指令)がFIAから発表され、レギュレーションのいくつかの分野を明確にしてきた。それらのTDを通して、我々は適応させなければいけない部分があったと思う」

「それはフェラーリに限った話ではなく、出力を見る限りは他のメーカーも適応しなければならなかったのだと思う。確かに我々フェラーリは適応が必要だったし、その結果我々が持っていたパフォーマンスの一部を失ってしまった」

「今はレギュレーションのいくつかの部分で状況がより明確になっている。こういった状況は今後に向けても続いていくだろう」

 ビノットはまた、新型コロナウイルス流行によるファクトリー閉鎖がパワーユニット開発にも適用されたことが、フェラーリのパワーユニットを改良するチャンスを妨げたと語った。

「エンジン、そしてパワーユニットの開発は継続的なプロセスであり、我々がそれらを開発をストップしたことは、おそらく2012年以来一度もないと思う」

「開発には長い時間をかけてきた。我々は今シーズンに向けての開発も行なっていたが、シーズン開幕前に長い閉鎖期間があったため、それを今シーズン中に導入することができなくなった。我々は来シーズンの開幕に向けて出来る限りの開発をしたいと思う」

「また一方では、先ほども言ったように、まだレギュレーションで明確にしなければならない部分がある。それが少なくとも将来的には十分明確になって、我々全員が同じ理解を得られることを願っている」

 ビノットはさらに、チームが第2戦シュタイアーマルクGPに持ち込んだ空力パッケージについて、まだ学ぶべきことがたくさんあると付け加えた。

「FP1の後というのは常に判断が難しいが、我々は先週オーストリアに持ち込んだパーツをここでも走らせている」

「我々はウエットセッションと非常に短いレースしかしていないので、そこから答えを導き出すことはできていない。だから今日(金曜日)のプログラムは、マシンを理解して、残りの週末に向けてバランスを探るというものだ」

「今日もたくさんのデータを分析することができた。ふたりのドライバーは週末のことに集中しているし、ここでは予選が重要で、グリッドが鍵を握ってくることも理解している。だから明日の予選に向けてしっかりと準備をする必要がある」

 

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