ペレスに対する人種差別発言のヘルムート・マルコにFIAが文書で警告。レッドブル「彼は発言を後悔している」
レッドブルのヘルムート・マルコによるセルジオ・ペレスへの差別発言を受けて、FIAは警告を行なった。
FIAは、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコによるセルジオ・ペレスへの差別発言について、文書で警告を行なった。
ペレスがマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位でレースを終えたイタリアGPの後、マルコはペレスのパフォーマンスが安定しないのは、彼がメキシコ出身だからだと示唆した。
レッドブルの自社チャンネルであるServusTVで「ペレスが予選で問題を抱えていることは分かっている。彼は(予選順位に)バラつきがあるんだ」とマルコは語った。
「彼は南米出身で、マックスやセバスチャン(ベッテル)のように完全集中している訳じゃない」
ペレスが北米出身であるという事実誤認はさておき、マルコのコメントは人種的なステレオタイプを作り出しているとして広く批判を浴びている。
これを受け、FIAはマルコが文書による警告を受けたことをmotorsport.comに明らかにした。
FIAの声明には「ヘルムート・マルコが文書による警告を受け、FIA倫理規定に沿ってモータースポーツ界の公人としての責任を再認識したことを確認することができた」と述べた。
マルコ自身もServusTVを通じて謝罪文を発表。ペレスとは電話で話し合いをしたという。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、レッドブルがチームとしてこの件に対応していない理由について、マルコはレッドブル・レーシングの従業員ではないためだと説明した。
「まず、あのコメントは間違っていた。ヘルムートはすぐにそれを認識し、公に、そしてセルジオに直接謝罪した」
「人生では常に学ぶことがあるものだと思う。たとえ80歳であってもね」
「彼はレッドブル・グループの一員だがレッドブル・レーシングの従業員ではないので、それが声明を出さなかった理由だ。だからグループとしてServusTVを通じて謝罪を発表した」
「彼が自分の発言を後悔していることは知っている」
マルコの発言は、他のチーム代表からも批判を浴びている。メルセデスのトト・ウルフ代表は次のように語った。
「南米については笑っているよ」
「でも、まったく笑えない話題だ。発言だけでなく、こういうことを思いつくという考え方自体が問題なんだ。そんなことはF1にふさわしくない」
「過去も今も、そして将来も、そんなことは言うべきことではない」
「我々は皆、F1にもっと多様性や包括性が必要であることを知っているし、チームはそれが可能な環境を作るために最善を尽くしている」
「言うまでもなく、こうした発言はF1の活動にふさわしい光をあてるものではない」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。