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急きょ日程前倒し! F1フランスGP主催者は準備に大慌て。元F1チーム代表ブーリエ「”大問題”を乗り越えた」

F1フランスGPのマネージングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、急きょ日程が1週間前倒しされたことで、大きな問題に見舞われたと語った。

Eric and Tamara Boullier on the grid

 2021年シーズンも、F1は新型コロナウイルスの影響で日程変更を余儀なくされている。第7戦として6月13日に開催が予定されていたカナダGPが開催中止。代替レースとしてトルコGPがカレンダーに加わったが、そのトルコGPも渡航規制の影響で、開催を断念することになった。

 これを受けて、F1はフランスGPの日程を1週間前倒しし、6月20日に変更。本来フランスGPを開催する予定だった6月27日にレッドブルリンクでシュタイアーマルクGPを追加開催し、7月4日のオーストリアGPまでの3連戦とすることを決定した。

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 その結果フランスGPの主催者たちは、開催6週間前の段階で発生した日程変更への対応に追われることになった。マクラーレンやロータスなどのF1チームを率いた経験を持ち、現在はフランスGPの運営組織に加わってマネージングディレクターを務めているエリック・ブーリエ曰く、かなり苦労したようだ。

 ブーリエはMotorsport.comに、「大きな問題だった」と語った。

「グランプリは直前の3日間で準備ができるものではない。数ヵ月かけて行なってきた仕事を破棄し、調整しなければならなかったんだ」

「グランプリ期間中は1200人のスタッフが働いている。彼らは我々のために1週間の予定を立てていたのだが、6週間前に日程を変更すると、すべての予定を変更しなければならない」

「観客も当然だ。飛行機や列車、宿泊施設などの予約などあらゆるものを変更しなければならない。これは大変なことだ」

「F1の要請で日程を1週間早めたところ、我々は20%の観客を失ってしまったが、チケットはすぐに再販売された」

 昨年はフランスGPもパンデミックの影響で中止されたが、今年は特別な許可を得て1万5000人の観客動員が可能となっているという。

「現在フランスでは通常、ひとつのイベントで5000人以上の観客を集めることはできない。だがポール・リカールのコースは非常に広いため、完全に独立した3つのバブルを作ることが可能になった」

「バブル3つで15000人の観客動員が許可されている。そしてどのバブルも完全に独立している。アクセスも駐車場もそれぞれ独立している。誰もそれを破ることはできない」

「誰にとっても奇妙な時間が続いている。我々はレースができること、観客がいることを嬉しく思う。我々のイベントは、(パンデミック後)フランスで最初の大イベントとなるだろう。テニスの全仏オープンや、カンヌ映画祭もあるが、15000人の観客が集まるイベントはこれまでで最大だ。だから戻って来られて嬉しい」

 ファンの内訳について訊かれたブーリエは「フランスGPの観客の内訳は通常、外国人が15%、フランス人が85%となっており、今年もほぼ同じだ」と答えた。

 一方、最大の課題はF1関係者、特にイギリスからのF1関係者をフランスに入国させるための書類を手配することだったとブーリエは語った。

「正直なところ、主な課題は保健大臣や内務大臣などの当局とのやりとりだ。イギリス人がフランス領に入る前14日以内にヨーロッパ外のバクーに滞在していたため、彼らのレセパセ(渡航文書)を取得するのが大変だったんだ」

「それが最大の難関だった。政府から彼らを受け入れる許可を得るのがね」

 ブーリエは、シーズン後半にフライアウェイ・イベントが開催中止となりカレンダーに空きが生じた場合、ポール・リカールでさらにレースを開催する意思があることを認めた。

「F1が望むことは何でも喜んでやる。彼らは適切なタイミングでそれを我々に伝える必要があるが、もちろん我々はそれに興味がある。そうしない理由はない」

 気候条件的にも、ポール・リカールではシーズン後半までレースを開催できる可能性があるが、現時点でF1は、9月にロシアから始まるフライアウェイ戦の後は、ヨーロッパに戻ることを望んではいないようだ。

 
 

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