『フェルスタッペン×アロンソ』“最強タッグ”の可能性はあったのか? レッドブル重鎮マルコ「チームを良い方向に進めるのは難しかっただろう」
レッドブルのヘルムート・マルコ博士は、フェルナンド・アロンソとチームが接触していたことを認めたが、その一方でアロンソとマックス・フェルスタッペンのコンビになった場合は調和をとるのが難しかっただろうと語った。
motorsport.comのインタビューに対し、レッドブルのドライバー人事に関する様々な質問に答えたモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコ。その中で彼は、アストンマーティンと契約延長したフェルナンド・アロンソとも接触していたことを認めた。
2025年シーズンのF1に向けてのストーブリーグは、今冬にルイス・ハミルトンが来季のフェラーリ移籍を発表したことで、早くも動き出した。その中で注目を集めていたのがアロンソの去就であり、アストンマーティンを離れて他のチームに移籍するのではという噂もあったが、最終的にはアストンとの複数年契約締結が4月に正式発表された。
一部メディアでは、アロンソのマネージャーを務めるフラビオ・ブリアトーレとレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が会談をしていたという噂があったが、その交渉はどこまで進んでいたのかと尋ねられたマルコは、こう答えた。
「まあ、そういった話はあった」
「しかし、調和のとれた労働環境というのはマックスにとって非常に重要であり、アロンソと組む場合はおそらくそうはならなかったと私は思っている」
このように、フェルスタッペンとアロンソが組むことは最善策だと考えていない様子のマルコ。2度のF1ワールドチャンピオンであり、20年以上の経験を持つアロンソと、現在3連覇中で当代最強ドライバーの名を欲しいままにしているフェルスタッペンのコンビが実現すればまさに“ドリームチーム”と言えるが、マルコはチームをポジティブな方向に持っていくのがかなり難しくなるだろうと述べた。
「チームにとっては非常に難しいことになると思う」」
「アロンソは最年長のワールドチャンピオンで、マックスは最年少(のチャンピオン)。世代が違う。それだけでも……アロンソがシムレースをしたり、グランプリ直後に飛行機の中でシミュレータに乗るとも思えない」
「ふたりは対照的な性格だが、どちらも素晴らしいドライバーで人格者でもある。しかしながら、誰が速いのかという繊細な問題になると、どちらも謙虚ではいられないだろう。だから、チームをポジティブな方向に持っていくのはかなり難しかっただろうね」
また、レッドブルの技術部門を率いてきた天才デザイナー、エイドリアン・ニューウェイの離脱発表も記憶に新しく、その去就も注目されているが、ニューウェイはアロンソと仕事をしたがっていたという話もある。ニューウェイと同じことを思っていないのかと尋ねられたマルコは次のように答えた。
「アロンソとはレッドブル・レーシングの初期にも話をしていたからね。ただ彼は我々が戦えるマシンを作れるとは思っていなかっただろう。だから実現はしなかった」
「人生において全てが全て叶えられるとは限らない。まあ、それは明らかにドライバーの性格が原因だったと思うが、彼が年齢を重ねても素晴らしいパフォーマンスを発揮していることには改めて脱帽だ」
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