F1カタールGP予選:圧巻アタックのハミルトン、0.455秒差で久々ポール獲得。角田裕毅はQ3進出8番手

F1第20戦カタールGPの予選が行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は8番手となった。

F1カタールGP予選:圧巻アタックのハミルトン、0.455秒差で久々ポール獲得。角田裕毅はQ3進出8番手

 F1第20戦カタールGPの予選が行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

 今回がF1初開催となるカタール。舞台となるロサイル・インターナショナル・サーキットは、1kmを超えるストレートと高速コーナーを多く備えたレイアウトのサーキットだ。ストレートは長いがオーバーテイクは難しいのではないかと見られているだけに、決勝に向けて出来る限り上位のグリッドが欲しいところだ。

 今回持ち込まれているタイヤは、最も硬いC1~C3という組み合わせのコンパウンド。トラフィックをいかに上手くさばき、タイヤの性能を引き出すかも鍵になってくるだろう。

 予選は日没後の現地時間17時からスタート。気温は26度、路面温度はFP3と比べて10度近く下がり29度というコンディションだ。FP2はシャシー交換、FP3はマシントラブルで走れなかったニキータ・マゼピン(ハース)も含め、約半数のマシンがコースインした。

 その中では、この週末好調のピエール・ガスリー(アルファタウリ)がミディアムタイヤでコースイン。ピットで待機していた約半数のマシンも、アタックに入るマシンが出始める頃にはピットを離れていった。

 ガスリーは1分23秒490のタイムで4番手。ソフトタイヤを履くカルロス・サインツJr.(フェラーリ)から0.167秒遅れとまずまずの位置だ。

 多くのマシンで混雑するコース上を縫うようにアタックした上位陣は、1分21秒台に入ろうかというタイム。ハミルトンが1分22秒019をマークし、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が0.215秒差で続いた。

 全車が最初のタイヤでのアタックを終えた時点で、トップは2度目のアタックでタイムを更新したフェルスタッペン。1分21秒996を叩き出した。アルファタウリは、ガスリーが7番手。ガスリーよりも遅いタイミングで、ソフトタイヤを使ってアタックした角田裕毅は9番手につけた。

 Q1敗退圏内はハース、アルファロメオの他、ウイリアムズのジョージ・ラッセルという状態で、各車が最後のアタックへ向かった。

 ラッセルが10番手までジャンプアップするなどコースコンディションの改善が伺える中で、Q1の終盤はレッドブル以外の18台がコース上。各車がタイムアップしていくが、結果的にはハース、アルファロメオの4台はQ1脱落圏内から脱出できず。ウイリアムズは、ジョージ・ラッセルが15番手でQ2に進出した一方、ニコラス・ラティフィがここで予選を終えた。

 ハミルトンが最後にフェルスタッペンを0.095秒上回り、Q1トップ。角田は7番手でQ2へ駒を進めた。

 15分間のQ2がスタートすると、決勝レースをミディアムタイヤでスタートしようと、多くのマシンがミディアムタイヤでアタックへ。ただアルファタウリ勢やラッセルはソフトタイヤを装着した。タイミングをずらしてアタックに入ったアルピーヌ、アストンマーチンの4台もソフトタイヤだ。

 まずトップタイムをマークしたのはハミルトン。1分21秒682を叩き出した。2番手以降は僅差でガスリー、フェルスタッペン、ボッタス、角田が続いた。フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)はセクター1で全体ベストをマークし、6番手につけた。

 結果的に、1セット目のミディアムタイヤでトップ10に食い込んだのはメルセデスの2台、フェルスタッペン、サインツJr.の計4台。ランド・ノリス(マクラーレン)やセルジオ・ペレス(レッドブル)はトップ10に入れなかった。

 セッション残り3分ほどになると、タイミングをずらしてアタックをしたラッセル以外の各車が再度コースイン。ここでミディアムタイヤを履いたのはボッタスとサインツJr.のみ。ハミルトンとフェルスタッペンはQ3に向けて、ソフトタイヤの感触を確かめるためコースインした。

 サインツJr.はタイムアップできなかったが、ペレスのアタックが11番手と不発に終わったのにも助けられ、10番手でQ3に進出。レッドブルは2台でメルセデスと勝負したかったところだが、ペレスがまさかのQ2敗退となってしまった。

 12番手以下、ランス・ストロール(アストンマーチン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、ラッセルがQ2敗退。ルクレールは無線で、「何が起きているのか分からない」とチームメイトとの差に困惑していた。

 12分間のQ3はハミルトンを先頭に続々とコースインし、ポールポジションをかけたアタックへと向かった。

 ハミルトンはセクター1でわずかに挙動を乱しながらも、1分21秒262をマーク。フェルスタッペンはセクター1でそのハミルトンを上回ったが0.162秒届かず、ハミルトンが暫定トップに立った。

 3番手のボッタスはハミルトンから0.216秒差。4番手には、アロンソを抑えたガスリーが入った。角田はオコンのひとつ前8番手と、コンストラクターズランキング5位を争うアルファタウリとアルピーヌが、がっぷり四つの展開だ。

 ハミルトンは残り時間4分を切ったところで真っ先にコースインしてラストアタックへ。一方のフェルスタッペンは、隊列の最後尾でアタックに臨んだ。

 ハミルトンは一回目のアタックを修正。セクター1だけで0.3秒タイムアップし、全セクターで全体ベストを更新する走りで1分20秒827の驚異的なタイムを叩き出した。

 その後、ガスリーはターン15の縁石に乗ったところで、右フロントタイヤとフロントウイングを壊してしまい、スローダウン。セクター3にはイエローフラッグが掲示された。すぐにコースクリアとなったものの、ガスリーはメインストレートでマシンを止めた。

 イエローフラッグの影響もあったか、あまりオーダーに変化なく予選終了。フェルスタッペンはタイムを更新したものの、ハミルトンには0.455秒届かず2番手。グリッド2列目はボッタス、ガスリーという並びになった。

 5番手アロンソ以下、ノリス、サインツJr.、角田、オコン、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)までがトップ10だ。

 ハミルトンはこれで、通算102回目のポールポジション。第11戦ハンガリーGP以来のポール獲得となった。

 
 
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順位 ドライバー タイム 平均速度
1 United Kingdom ルイス ハミルトン 1'20.827   239.622
2 Netherlands マックス フェルスタッペン 1'21.282 0.455 238.281
3 Finland バルテリ ボッタス 1'21.478 0.651 237.708
4 France ピエール ガスリー 1'21.640 0.813 237.236
5 Spain フェルナンド アロンソ 1'21.670 0.843 237.149
6 United Kingdom ランド ノリス 1'21.731 0.904 236.972
7 Spain カルロス サインツ Jr. 1'21.840 1.013 236.656
8 Japan 角田 裕毅 1'21.881 1.054 236.538
9 France エステバン オコン 1'22.028 1.201 236.114
10 Germany セバスチャン ベッテル 1'22.785 1.958 233.955

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