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F3マカオGP:最終コーナーでまさかの結末。ティクタムが大逆転優勝!

F3マカオGPの決勝レースが行われ、ダン・ティクタム(モトパーク)が大波乱のレースで優勝を果たした。

Daniel Ticktum, Motopark with VEB, Dallara Volkswagen

写真:: Alexander Trienitz

 2017年のマカオGPを締めくくるF3の決勝レースが行われ、レッドブル育成ドライバーのダン・ティクタム(モトパーク)が激しいレースを制し、優勝を飾った。

 午前中に降った雨もすっかりあがり、マカオのギア・サーキットはほぼドライコンディションでレースの開始時刻を迎えた。

 スタートでは、ポールポジションのカラム・アイロット(プレマ)は加速が鈍く、少し遅れてしまう。それを見た2番グリッドのジョエル・エリクソン(モトパーク)が1コーナーまでに並びかけ、リスボアまでにトップを奪取した。

 道幅が広いストレートでは各車が3ワイドになりながら、オーバーテイクポイントのリスボアになだれ込んでいった。ここでは大きな混乱がなかったが、追い抜き禁止のマカオの名所、メルコヘアピンの出口は路面が少し濡れているような状況。それに足をすくわれたか、佐藤万璃音(モトパーク)がヘアピンを抜けたところでクラッシュを喫し、2周目からフルコースイエローとなった。

 この時点で、7番グリッドスタートのランド・ノリス(カーリン)は6番手に浮上。日本人勢トップは関口雄飛(B-Max Racing)で、9番手だった。

 3周目のメインストレートでイエローが解除されたが、エリクソンとアイロットが接触したのか、リスボアを曲がりきれず、まさかの後退。エリクソンは再び走り出したものの、コース上でマシンを止めたため再びのフルコースイエロー、のちにセーフティカー出動となった。

 これでトップに立ったのは、セルジオ・セッテ・カマラ(モトパーク)。2番手にマキシミリアン・ギュンター(プレマ)となった。3番手フェルディナンド・ハプスブルク(カーリン)の後ろにノリスが続いた。

 さらには、坪井翔(トムス)がメルコヘアピンを曲がりきれず停止。幸い走り出すことはでき、ピットに戻った。さらには、前日の予選レースでオーバーランし、最後尾スタートから11番手まで追い上げていたミック・シューマッハーは駆動系にトラブルが発生したようで、ピットに戻った。なお、のちに再び走り出している。

 6周終わりからレース再開。ストレートでは至る所でスリップストリームの激しい使い合いとなったが、トップ4のポジションは変わらず。セクター1で全体ベストを記録した関口だったが、山下健太(B-Max Racing)とチームメイト同士で交錯したようで、リタイアとなった。

 ノリスは前のハプスブルクの背後にぴったりとつけるが、最大のオーバーテイクポイントであるリスボア付近でイエローフラッグが振られており、追い越しができず。逆に11周目、ハプスブルクがギュンターを捉え2番手に浮上した。しかし各車タイヤがきつくなってきているのか、メルコヘアピンでハプスブルクが挙動を乱す場面もあった。

 ノリスもその翌周ギュンターに襲いかかるが、ギュンターは接触寸前でこれを防いだ。しかしこれでタイヤが終わってしまったか、彼を先頭に5台が数珠つなぎ状態となった。

 14周目、3位争いはリスボアへのブレーキングの時点で4ワイドに。ここで渾身のブレーキングを見せたのがダン・ティクタム(モトパーク)で、タイヤからスモークを上げながら5番手から一気に2台抜きを見せ、3番手に浮上した。ノリスが4番手となり、ギュンターは6番手まで後退した。

 トップ争いも白熱。ファイナルラップの2コーナー、マンダリンでハプスブルクとセッテ・カマラが完全にサイド・バイ・サイドに。リスボアでは意地のブレーキング競争でセッテ・カマラがトップをキープしたが、マウンテン区間をテール・トゥ・ノーズで駆け抜けていく。

 マウンテン区間が終わり、最終コーナー手前のフィッシャーマンズ・ベントで優れた加速を見せたハプスブルクは、セッテ・カマラをパスし最終コーナーを回った。

 しかし次の瞬間、セッテ・カマラのリヤが滑りウォールにクラッシュ。さらに、ハプスブルクもコーナーを曲がりきれずにマシン左側面をウォールにぶつけてしまった。

 ハプスブルクは3輪状態になりながらもフィニッシュを目指すが、その横をティクタム、ノリス、ラルフ・アロン(ヴァン・アマーズフールト)が通り過ぎて行き、結局ティクタムが大逆転での優勝を果たした。クラッシュしたハプスブルクは4位でチェッカー。あとわずかで優勝を逃す形となった。セッテ・カマラは13位完走扱いとなっている。

 日本勢は、DRAGO CORSEから参戦したアレックス・パロウを含め、4人が完走扱いとなった。牧野任祐(モトパーク)が9位、パロウが11位、宮田莉朋(トムス)が12位。ピットでフロントウイングを交換した坪井は1周遅れの14位となった。

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