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フォーミュラEのジェイミー・ライグルCEOが今シーズン限りで離脱へ。後任は後日発表予定

フォーミュラEのジェイミー・ライグルCEOが、今シーズン限りで離脱することが分かった。

Jamie Reigle, CEO, Formula E

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 フォーミュラEのCEOとして2019年からシリーズを率いてきたジェイミー・ライグルが、今シーズン限りで同職を辞すことが分かった。

 ライグルCEOはサッカーのマンチェスター・ユナイテッドやNFLのロサンゼルス・ラムズで幹部を歴任し、2019年にフォーミュラE創設者であるアレハンドロ・アガグの後任としてCEOに就任し、このシリーズの成長に向けて力を振るってきた。

 新型コロナウイルスのパンデミックへの対処や、アウディ、BMW、メルセデスなどの自動車メーカーの撤退後もチャンピオンシップを維持していくことなど、CEOとなったライグルには様々な課題も降り掛かったが、それらに対する対処と並行し、シリーズの成長に向けた活動を行なっている。 

 昨年は東京でのフォーミュラE開催に向けた契約を結んだことも、記憶に新しいだろう。

 そんなライグルCEOの今シーズン限りでの離脱は、5月16日にフォーミュラEのスタッフに発表された。そこで彼は「年末までアドバイザーとして留まる」ことや、今後発表される新CEOを数ヵ月にわたってサポートしていくことになると認めている。

 ライグルCEOは社内向けメッセージで次のように記している。

「フォーミュラEを率いるチャンスを与えられた時、私のメンターのひとりには“あなたが始めたときよりも良い状態で会社を去ることを優先目標とすべきだ”と語られた」

「シンプルなアドバイスだ。しかしフォーミュラEが最初の5シーズンで達成してきた成功を考えると、高いハードルだった」

「我々のファン、チーム、パートナー、株主や取締役会、そして私にとってもっとも重要である従業員の皆さんが、私の結果を判断してくれるだろう。フォーミュラEは今ではしっかりとした足場を築き、大きなチャンスを捉えるための体制を整えていると、そう言えると私は信じている。このことは、私にとっても大きな誇りだ」

「この4年間を振り返り、そして共に成し遂げてきたことには驚かされる」

「前例のない課題にも直面しながらも、我々は自分たちのスポーツを再定義し、先進的なブランドを立ち上げ、象徴的なチームを集め、素晴らしい都市を開放し、新たなパートナーを歓迎してきた」

「今年、我々は画期的なGen3マシンによって解き放たれた素晴らしいレースを力に、放送とデジタルを通じて、視聴者と観客に記録的なレースを届けることができている」

 
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