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FE開幕戦ディルイーヤ1予選:シムスがPP獲得。デビュー戦デ・フリーズ大健闘

フォーミュラEのシーズン6開幕戦ディルイーヤePrixレース1の予選が行われ、BMWのアレクサンダー・シムスがポールポジションを獲得した。

Alexander Sims, BMW I Andretti Motorsports, BMW iFE.20

Alexander Sims, BMW I Andretti Motorsports, BMW iFE.20

Joe Portlock / Motorsport Images

 フォーミュラEの2019-2020年シーズン(シーズン6)開幕戦ディルイーヤePrixレース1の予選が行なわれ、BMWのアレクサンダー・シムスがポールポジションを獲得した。またこれがフォーミュラEデビュー戦であるニック・デ・フリーズ(メルセデス)が、3番手となった。

 メルセデスとポルシェがワークス参戦をスタート。昨シーズン以上にメーカー同士の戦いという雰囲気が強まったフォーミュラE。その開幕の舞台はサウジアラビアの首都リヤド近郊のディルイーヤである。コースは1周2.494kmと短いが、その中に21のコーナーが存在する、非常にテクニカルなレイアウトとなっている。

 予選はこれまで通り6台×4グループに分かれて行なわれる。

 まずグループ1にはシーズン5のランキング上位6台が出走。コース周辺の砂漠から飛んできた砂が路面を覆うという難しい中、アタック合戦が行なわれた。

 計測ラップ1周目にアタックを行なったのが、DSテチータのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ。しかし1分18秒613と良いタイムを残せなかった。

 ダ・コスタ以外のマシンは、計測2周目にアタック。トップタイムをマークしたのは、2シーズン連続でチャンピオン獲得中のジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)で、1分16秒129だった。2番手にはヴァージンのロビン・フラインス、日産・e.ダムスのセバスチャン・ブエミは3位でグループ予選を終えた。

 続いて行なわれた予選グループ2のドライバーたちは、軒並みタイムアップ。トップタイムをマークしたのはヴァージンのサム・バードで1分14秒946……グループ1の首位だったベルニュに1.183秒もの大差をつけた。マシンが走れば走るほど、コース上の砂が取り除かれ、グリップが改善していく状態。そのため、グループ2の6台のうち4台がトップ4を占めることになった。日産・e.ダムスのオリバー・ローランドは、ウォールに接触するシーンもあったが、総合4番手となった。

 この状況を見たグループ1のドライバーたちは、いずれも現状の予選システムに不満を訴えた。

 続いて行なわれたグループ3でトップタイムを記録したのは、メルセデスのストフェル・バンドーン。しかし、グループ2首位のバードには及ばず、総合2位だった。エドアルド・モルタラ(ベンチュリ)が総合3番手、アレクサンダー・シムス(BMW)が総合4番手につけた。

 グループ4にはルーキードライバーたちが集結した。注目を集めた今季のFIA F2王者であるニック・デ・フリーズ(メルセデス)は、他者に先駆けてコースイン。コース上が混み合う前にアタックを実施した。そしてデビュー戦にも関わらず、バードのタイムに肉薄するタイムを記録し、総合2番手につけた。

 ただ、それ以外のドライバーは好タイムを残せず、スーパーポールセッション進出ならず。ニコ・ミュラー(ドラゴン)とジェームス・カラド(カラド)はウォールにクラッシュし、マシンを止めることになった。

 この結果、バード、デ・フリーズ、バンドーン、モルタラ、シムス、ジェローム・ダンブロジオ(マヒンドラ)がスーパーポールセッションへの進出を決めた。これがワークス参戦初戦のメルセデスは、2台をスーパーポールに送り込むことに成功した。

 イスラム教のコーランが流れる中、スーパーポールセッションがスタート。まずコースインしたのは、ダンブロジオだ。ダンブロジオは1分15秒539の持ちタイムで、他車のアタックを待つことになった。

 続いてアタックしたシムスは、予選首位のバードよりも速い1分14秒563を記録して、一気に首位に立った。続くモルタラはダンブロジオを上回るのが精一杯だった。

 バンドーンは1分14秒839で2番手。そして”ルーキー”デ・フリーズのアタックを迎えた。

 そのデ・フリーズは、セクター1で全体ベスト。セクター2を超えた時点でもシムスより速いペースだったが、セクター3がうまくいかず、総合3番手。デビュー戦でのポールポジション獲得とはならなかった。

 最後にアタックしたのは予選首位のバード。しかしセクター1でミスがあり、大きくタイムロス……結局ダンブロジオを上回る、5番手タイム止まりとなった。

 結局ポールポジションを獲得したのは、BMWのシムス。これで3ポイントを獲得することとなった。またこれがワークス参戦デビューとなるメルセデス勢がいきなり2-3位を占める結果に。ルーキードライバーのデ・フリーズの3位も、大健闘と言えるだろう。

 フォーミュラE開幕戦ディルイーヤePrixのレース1決勝は、日本時間の11月22日21時から行なわれる。

Read Also:

Qualifying results:

cla # driver team time gap
1 27 GBR アレクサンダー・シムス BMW i Andretti Motorsport 1'14.563  
2 5 BEL ストフェル・バンドーン Mercedes-Benz EQ Formula E Team 1'14.839 0.276
3 17 HOL ニック・デ・フリーズ Mercedes-Benz EQ Formula E Team 1'14.929 0.366
4 48 SUI エドアルド・モルタラ Venturi Formula E Team 1'15.131 0.568
5 2 GBR サム・バード Envision Virgin Racing 1'15.350 0.787
6 64 BEL ジェローム・ダンブロジオ Mahindra Racing 1'15.539 0.976
7 36 GER アンドレ・ロッテラー TAG Heuer Porsche Formula E Team 1'15.518 0.955
8 22 GBR オリバー・ローランド Nissan e.Dams 1'15.653 1.090
9 28 GER マキシミリアン・ギュンター BMW i Andretti Motorsport 1'15.680 1.117
10 3 GBR オリバー・ターベイ NIO 333 FE Team 1'16.018 1.455
11 25 FRA ジャン-エリック・ベルニュ DS Techeetah Formula E Team 1'16.129 1.566
12 4 HOL ロビン・フラインス Envision Virgin Racing 1'16.200 1.637
13 94 GER パスカル・ウェーレイン Mahindra Racing 1'16.200 1.637
14 23 SUI セバスチャン・ブエミ Nissan e.Dams 1'16.243 1.680
15 66 GER ダニエル・アプト Audi Sport ABT Schaeffler 1'16.264 1.701
16 20 NZL ミッチ・エバンス Panasonic Jaguar Racing 1'16.532 1.969
17 19 BRA フェリペ・マッサ Venturi Formula E Team 1'16.583 2.020
18 6 NZL ブレンドン・ハートレー Geox Dragon 1'17.074 2.511
19 11 BRA ルーカス・ディ・グラッシ Audi Sport ABT Schaeffler 1'17.213 2.650
20 18 SUI ニール・ジャニ TAG Heuer Porsche Formula E Team 1'17.745 3.182
21 13 POR アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ DS Techeetah Formula E Team 1'18.613 4.050
22 33 CHN マー・チンホワ NIO 333 FE Team 1'21.701 7.138
23 7 SUI ニコ・ミュラー Geox Dragon 1'23.017 8.454
24 51 GBR ジェームス・カラド Panasonic Jaguar Racing 1'23.792 9.229

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