フォーミュラE第3戦ローマePrix予選:バンドーンが今季初PP。日産ローランド、最終コーナーで涙
メルセデスのストフェル・バンドーンが、フォーミュラE第3戦ローマePrixのポールポジションを獲得。アンドレ・ロッテラー(ポルシェ)が2番手に続いた。日産のオリバー・ローランドは最終コーナーでクラッシュし、PPを逃すことになった。
Stoffel Vandoorne, Mercedes-Benz EQ, EQ Silver Arrow 02
Zak Mauger / Motorsport Images
フォーミュラEの第3戦ローマePrixの予選が行なわれ、メルセデスのストフェル・バンドーンがポールポジションを獲得した。
コロナ禍による非常事態宣言のため、ロックダウンが続いているローマ。その静寂に包まれるローマ中心部で、フォーミュラE第3戦ローマePrixの予選が行なわれた。
若干の降雨もあり難しいコンディションの中、ポールポジションを獲得したのはバンドーンだった。
バンドーンは予選グループ3に登場し、総合3番手でスーパーポールセッションに駒を進めた。そしてこのスーパーポールセッションでのアタックをまとめ切り、見事にポールポジションを手にした。
予選2番手となったのは、ポルシェのアンドレ・ロッテラーだった。ロッテラーも渾身のアタックを披露。セクター2ではウォールに僅かにヒットし、貼られているスポンサーロゴのシートが右リヤに引っかかってしまう。それでも集中を切らすことなくアタックを完了。しかしバンドーンには僅かに及ばない2番手だった。
この予選で魅力あふれる走りを見せたのは、日産・e.ダムスのオリバー・ローランドだったかもしれない。ローランドは予選をトップ通過。スーパーポールセッションでは最後のアタックとなった。
そのアタックでも、セクター1と2で全体ベストタイムを記録し、ポールポジションは確実と思われた。しかし、最終コーナーを攻めすぎ、マシンの右リヤを激しくウォールにヒット! これで右リヤサスペンションを壊してしまい、大きくタイムを失ってしまう。結局最終的に3番手。しかもマシンは激しくダメージを負い、ピットレーンに戻ることなくマシンをストップさせてしまった。
4番手にはルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)、5番手にはジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)、6番手にはマキシミリアン・ギュンター(BMW)が続き、実力者が上位を占めた格好だ。
なお予選グループ4に登場したニック・キャシディ(ヴァージン)は、セクター1を全体ベストで通過し、セクター2でもまずまずのタイムを記録……スーパーポールセッションへの進出が期待された。しかし最終セクターのターン13立ち上がりで左リヤを外側のウォールにヒットさせてしまった。マシンはこのダメージで駆動力を失い、キャシディはコース上にマシンを停めることになった。結局キャシディは、22番グリッドから決勝レースをスタートする予定だ。
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