フォーミュラE ジェッダE-Prix:レース1
ギュンターが記念すべきピットブースト初導入のレースを制す。日産ローランドは電池残量に泣き2位:フォーミュラEジェッダE-Prixレース1
マキシミリアン・ギュンター(DSペンスキー)が、フォーミュラEのジェッダE-Prixレース1で優勝。ピットブーストが導入された初レースを制した。
田中 健一
編集: 2025/02/14 23:18
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Race winner Maximilian Guenther, DS Penske
写真:: Andreas Beil
フォーミュラEの2024-2025シーズン第3戦ジェッダE-Prixが行なわれ、DSペンスキーのマキシミリアン・ギュンターが優勝。記念すべきピットブースト初導入のレースを制した。2位には日産のオリバー・ローランドが入った。
ジェッダE-Prixの舞台は、F1サウジアラビアGPの舞台としてもお馴染みのジェッダ市街地コース。これを1周3.001kmに短縮したレイアウトである。
予選では、DSペンスキーのマキシミリアン・ギュンターが、ポルシェのパスカル・ウェーレインを下してポールポジションを獲得。日産のオリバー・ローランドが3番手に並んだ。
31周のレースがスタート。ギュンターは抜群の蹴り出しを決めてホールショットを奪う。またローランドがウェーレインを交わして2番手に上がった。
この1周目には複数のアクシデントが起きた。マクラーレンのサム・バードがターン1でスピンしたのを皮切りに、ミッチ・エバンス(ジャガー)やニコ・ミュラー(アンドレッティ)らがクラッシュ。2番グリッドスタートのウェーレインも追突される形でマシンにダメージを負い、ピットへ……これで隊列の後方に下がった。
またローラ-ヤマハ・アプトの2台は、技術的な問題を解決するためにMGUの封印を破ったとして、20グリッド降格ペナルティを受けたがそれを消化しきれず、1周目を終えた時点でピットに戻り、ストップ&ゴーペナルティを受けた。
ホールショットを決めたギュンターは快調なペースで飛ばしていき、後続との差を開いていった。しかし7周目、コース上に落ちていたデブリを回収するためにセーフティカーが出動……ギュンターのリードは消えてしまった。
9周目からレース再開となったが、ギュンターは今度はペースを落としてバッテリー残量をコントロール。全車がひとつの隊列のような格好となった。
そんな中11周目、日産のローランドがギュンターを交わして首位に浮上。序列が入れ替わったが隊列がバラけることはなく、やはり一列縦隊で周回が進んでいった。僅差であるため、各車ともアタックモードを起動するタイミングを掴みかねた。
14周目に、先頭のローランドがアタックモードを起動。スムーズにアクティベーションゾーンを通過すると、ポジションをひとつ落としただけで隊列に復帰。すぐにギュンターも抜いて首位に戻った。
なおこの14周目が終わった段階で、ジェイク・ヒューズ(マセラティ)、テイラー・バーナード(マクラーレン)、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ポルシェ)がピットへ。初のピットブーストを消化した。
このピットブーストは、30秒間で約10%分充電できるというもの。マシンのリヤエンドにプラグを挿し込むことで、これを実現する。
各車がピットブーストを終えた段階で、ローランドが首位をキープ。ヒューズが2番手、バーナードが3番手に上がった。ヒューズとバーナードは、ピットブーストを早めに消化したことで、順位を上げた格好だ。
レース終盤に差し掛かると、2番手に上がっていたニック・デ・フリーズ(マヒンドラ)と3番手ギュンターが2度目のアタックモードを起動。ギュンターはアタックモードを起動している同士のデ・フリーズをあっさり交わして2番手に浮上。首位ローランドは1周遅れてアタックモードを起動したが、バッテリー残量に余裕がないためペースを上げられず、ギュンターに真後ろまで迫られることになった。
両者のアタックモードが終わると、完全にテール・トゥ・ノーズ状態に。残り2周の大バトルが展開された。
ペースが上がらないローランドはペースをコントロールし、3番手バーナードもこのバトルに加わって最終ラップに入っていった。それでもローランドが逃げ切るかと思われたが、バッテリー残量はゼロになってしまう。ローランドはこれでなす術なし。最終シケインでギュンターがローランドをオーバーテイクしてトップチェッカーを受け、今季初優勝を遂げた。2位にはローランド、3位にはバーナードが入った。バーナードは開幕戦サンパウロE-Prixに続く今季2回目の3位である。デ・フリーズが4位、ヒューズが5位となった。
関連ニュース:
フォーミュラEフォーミュラE東京E-Prixの観戦チケット、抽選発売の受付が2月10日スタート。争奪戦必至!
フォーミュラE日産、ホンダとの経営統合破談との報。フォーミュラE参戦への影響は? シリーズCEOは「余波がないと思いたい」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ホンダかトヨタか……“電動F1”フォーミュラEが求めるのは第3の日本メーカー「彼らが参戦してくれれば素晴らしい」
次の記事 まさに圧勝。日産のローランドが大差をつけて今季2勝目!:フォーミュラEジェッダE-Prixレース2
More from
田中 健一

アロンソってすごい……アストンマーティン現場責任者が目撃した特殊な能力「彼にはマシンのダメージを補う才能があるみたいだ」
F1
F1
メキシコシティGP
3 分前
アロンソってすごい……アストンマーティン現場責任者が目撃した特殊な能力「彼にはマシンのダメージを補う才能があるみたいだ」

空気が薄いぞメキシコ。パフォーマンスの鍵はターボ……ホンダF1折原エンジニア「MGU-Hがないので、かなり厳しい。でもホンダに限ったことではない」
F1
F1
メキシコシティGP
4 時間前
空気が薄いぞメキシコ。パフォーマンスの鍵はターボ……ホンダF1折原エンジニア「MGU-Hがないので、かなり厳しい。でもホンダに限ったことではない」

F1日本GP開催継続に必要不可欠。地元三重・鈴鹿との連携「選んでもらえるようなイベントにならなければ|鈴鹿サーキット社長独占インタビュー
F1
F1
日本GP
1 日前
F1日本GP開催継続に必要不可欠。地元三重・鈴鹿との連携「選んでもらえるようなイベントにならなければ|鈴鹿サーキット社長独占インタビュー
最新ニュース

アロンソってすごい……アストンマーティン現場責任者が目撃した特殊な能力「彼にはマシンのダメージを補う才能があるみたいだ」
F1
F1 F1
メキシコシティGP
3 分前
アロンソってすごい……アストンマーティン現場責任者が目撃した特殊な能力「彼にはマシンのダメージを補う才能があるみたいだ」

初日3番手も小椋藍、納得できず「タイムやポジションはいいが、完全に把握しきれていない」
MotoGP
MGP MotoGP
マレーシアGP
10 分前
初日3番手も小椋藍、納得できず「タイムやポジションはいいが、完全に把握しきれていない」

「これ以上何を期待されているか分からない」ローソン、自身の今季成績に満足。来季シート争いも意識せず
F1
F1 F1
メキシコシティGP
29 分前
「これ以上何を期待されているか分からない」ローソン、自身の今季成績に満足。来季シート争いも意識せず

小径ターボが火を吹く? ラッセル、高地メキシコでフェラーリ有利を予想もルクレールは反論
F1
F1 F1
メキシコシティGP
42 分前
小径ターボが火を吹く? ラッセル、高地メキシコでフェラーリ有利を予想もルクレールは反論
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録