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マセラティのギュンター、テストで最速タイム連発も「そんなことはどうでもいい」あくまで準備に集中

マセラティのマキシミリアン・ギュンターは、フォーミュラEのプレシーズンテストでトップのペースを見せたことは、チームが順調であることを示しているものの、重要視はしていないようだ。

Maximilian Gunther, Maserati MSG Racing

 マセラティのマキシミリアン・ギュンターは、バレンシアで行なわれたフォーミュラEの公式プレシーズンテストでトップタイムを連発したが、新シーズンに向けての準備という麺ではあまり関係ないと語った。

 日産からマセラティに移籍したギュンターはテスト初日の午前と午後の両セッションでトップに立つと、その調子をテスト2日目にも持ち越した。午前のセッションで再びトップになり、午後には旧マシンが昨年のテストで記録したベストラップも更新した。

 テスト3日目はわずか1時間のセッションが1回だったこともあってトップは逃したが、テスト最終日の午後にテストの総合トップタイムを叩き出し、テストを締めくくった。

 タイムだけ見れば、圧倒的なパフォーマンスを持っているように見えるギュンターだが、フォーミュラEが主戦場とするストリートサーキットでのパフォーマンスを象徴するものではないと強調。チームのプログラムがうまくいっていると感じながらも、タイムを見るよりも開幕に向けた準備に集中することが重要であると語った。

Being ahead of his rivals in testing counts for nothing, says Gunther

Being ahead of his rivals in testing counts for nothing, says Gunther

Photo by: Sam Bagnall / Motorsport Images

「確かに、うまくいっている。でも、僕たちは自分たちのこと、自分たちの進歩のことに集中すべきだと思うんだ。バレンシアはレースウィークエンドではないのだから」

 そうギュンターはmotorsport.comに語った。

「カレンダーのどのトラックとも違うコースだ。それにプレシーズンテストなんだ。僕たちに必要なのは、レースシーズンに向けてできるだけ多くのことを学び、あらゆる準備をするための宿題をこなすことだ」

「タイミングはともかく、他人と比べるのは初めてのことだ。より良いポジションにいるなら損はないということは間違いない。でも僕にとっては、今はそんなことはどうでもいいんだ」

「僕にとって重要なのは、クルマについてできるだけ多くを学ぶことなんだ。そのことに集中しているんだ」

 ベンチュリと提携し、フォーミュラEに新規参戦するマセラティ。ギュンターは新しいチームに慣れたかと訊かれると、「家族のようだ」と答え、チームのプロ意識に感心している様子であった。

 バレンシアでのテスト前に新車で走った回数は少なかったが、モナコにあるチームの施設と自宅が近かったため、新しいエンジニアやシミュレータでの時間を最大限に活用することができたという。

「チームは僕に素晴らしい感触を与えてくれた。とてもプロフェッショナルで、とても体系化されている。僕たちは自分たちが進みたい方向がはっきりわかっているんだ」

「すべてがパフォーマンスのために動いていて、素晴らしいスピリットを持っている。本当に家族のようなものだ」

「僕は1、2年前からモナコに住んでいて、チームもモナコを拠点にしている。だから、オフィスでエンジニアたちと多くの時間を過ごすことができたんだ。素晴らしいことだ。そこで準備やシミュレータの作業をしているんだ」

「バレンシアの前に、クルマに乗った時間はあまり多くなかったんだ。でも今のところ、うまく溶け込んでいるよ」

 モータースポーツ界で最も通勤時間が短いのではと冗談交じりに聞かれたギュンターは、こう答えた。

「とても便利だよ。電動ベスパ(スクーター)で通うんだけど、時間を計ってみたら7分だったんだ。アパートからオフィスまで7分。だからいいんだ」

 
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