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日産ローランド、待望の東京E-Prix優勝! ”残り45秒”のワンチャンス逃さず今季4勝目|フォーミュラE第9戦

フォーミュラE第9戦東京E-Prixは、日産のオリバー・ローランドが激戦を制して優勝を飾った。

Oliver Rowland, Nissan Formula E Team

Oliver Rowland, Nissan Formula E Team

写真:: Joe Portlock / Motorsport Images

 フォーミュラE第9戦東京E-Prixの決勝レースでは、日産のオリバー・ローランドが激戦を制してポールトゥウィンを飾った。

 前日の第8戦とは打って変わってドライコンディションとなった第9戦。今回は急速充電”ピットブースト”はなく、レース距離は3周短い。50kWのパワー向上と四輪駆動化できるアタックモードは2回に分けて計8分間使用できるが、そのためにはレコードラインを外れて”アクティベーションゾーン”を通過する必要がある。

 ポールシッターは、日産のローランド。2番手にクプラ・キロのダニエル・ティクトゥムがつけた。なお、モーターの部品交換でパルクフェルメ規定違反となった最後尾のロビン・フラインス(エンヴィジョン・レーシング)には10秒のストップ&ゴーペナルティが科せられた。また予選でクラッシュがあったミッチ・エバンス(ジャガー)はレースに加わることができずにDNSとなった。

 32周のレースがスタートすると、ローランドがティクトゥムの前を抑えて首位キープ。マクラーレンのテイラー・バーナードが9番手から6番手に上がった一方、ローラ・ヤマハのルーカス・ディ・グラッシは6番グリッドから9番手にポジションを落とした。

 序盤は予選より7秒以上遅いスローペースということもあり、数珠繋ぎの隊列に。そんな中で徐々にアタックモードを起動するマシンが増えていき、順位が目まぐるしく入れ替わっていった。

 上位陣の中ではバーナードがいち早くアタックモードに入ると、ティクトゥムなども反応してアタックモードを使用。一方でローランドは動かず、8周目にティクトゥムとバーナード、9周目にはパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)にもオーバーテイクを許して4番手に後退した。

 ローランドは17周目にようやく1回目のアタックモードを使用。6番手からポジション回復を狙ったが、ちょうど目の前のニック・キャシディ(ジャガー)もアタックモードを使っていたため、思うようにポジションを上げることができなかった。

 たまらず、ローランドは今度はいち早く2回目のアタックモードへ。これをきっかけに上位陣が一気にアタックモードを使い、ウェーレインがトップ、ローランドが2番手という並びとなった。

 しかし多くのマシンが計8分間のアタックモードを4分ずつ使っていたのに対し、ローランドは2分・6分という使い方。ウェーレインのアタックモードが終わった時点で、ローランドには45秒だけ、アタックモードが残っていた。

 ターン15を立ち上がったローランドは、トラクションの良さを活かして1台分しかないスペースにマシンをねじ込み、ウェーレインのオーバーテイクを完遂してみせた。

 各車のアタックモードが終わると、残り4周はガチンコ勝負に。バーナードが見事なオーバーテイクを見せ、ウェーレインがローランドに並びかけるなど激しい接近戦が繰り広げられた。

 しかし、エドアルド・モルタラ(マヒンドラ)から追突を受けてしまったバーナードがクラッシュしたことで、セーフティカーが出動。なんとかマシン回収が終わり、残り1周でレースが再開された。

 各車エネルギーに余裕がある中での1ラップ全力勝負は、うまくリスタートを切ったローランドが後続にチャンスを与えず逃げ切り。待望の東京E-Prix優勝を飾った。

 2位はウェーレイン、3位はティクトゥムという表彰台の顔ぶれとなった。ヤマハのディ・グラッシはジェイク・デニス(アンドレッティ)に次ぐ5位でフィニッシュしている。

 ローランドはこれで今季4勝目。これまで2位を2回を記録していた東京E-Prix3度目の正直で勝利を手にして、ドライバーズランキングのリードも77ポイントまで拡大した。

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順位 ドライバー # 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント リタイア原因
1 United Kingdom オリバー ローランド 日産 23 32

45'51.352

    25  
2 Germany パスカル ウェーレイン ポルシェ・チーム 1 32

+0.337

45'51.689

0.337   18  
3 United Kingdom ダニエル ティクトゥム Cupra Kiro 33 32

+0.901

45'52.253

0.564   15  
4 United Kingdom ジェイク デニス Andretti Formula E 27 32

+1.156

45'52.508

0.255   12  
5 Brazil ルーカス ディ・グラッシ LOLA YAMAHA ABT FORMULA E TEAM 11 32

+2.917

45'54.269

1.761   10  
 

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