鈴鹿に帰ってきたV8サウンド……思い入れのあるフェラーリ248F1をドライブした吉本大樹「めちゃくちゃ気持ちいい!」
鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デーでフェラーリ248F1をドライブした吉本大樹。このマシンには強い思い入れがあるようだ。
3月5日、6日に渡って行なわれた鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー。鈴鹿サーキットの60周年ということもあり、かつてのF1日本GPを盛り上げたF1マシンによる走行も行なわれた。
中でも一際目を引いたのが、フェラーリ248F1だ。これはフェラーリが2006年シーズンを戦ったマシンで、ミハエル・シューマッハーとフェリペ・マッサのコンビでタイトル争いを繰り広げた1台だ。V型8気筒エンジンが奏でる甲高いエンジンサウンドには、スタンドのみならずメディアセンターからも感嘆の声が漏れた。
このマシンをドライブしたのは、現役のスーパーGTドライバーでもある吉本大樹。吉本はこれまでにも、2018年のF1日本GPなどでフェラーリ248F1のデモランを担当している。今回もオーナーの依頼により再びステアリングを握った形だ。
「最高。めちゃくちゃ気持ちいいです」と開口一番語る吉本。フェラーリ248F1についてこう説明してくれた。
「実際、レースの時は19000回転くらい回っていたと思いますが、今は18000くらいで止まっています。ただ、当時との差はそのくらいです。エンジンが特別遅くなっている訳ではありません」
「ウイングは固定でいじれなくなっていますが、ダウンフォースがかなりついている状態です。ストレートスピードは伸びませんが、コーナーはめちゃくちゃよく曲がるし、めちゃくちゃよく止まります。金曜日のチェック走行の際はフルコースを使用したので、気持ちよく走らせていただきました」
フェラーリ248F1が活躍した2006年と言えば、吉本がF1を目指してGP2(現FIA F2)に参戦していた頃。彼にとっては非常に思い入れのある1台だという。
「このクルマは、僕がGP2に参戦してF1のレースウィークに帯同していた2006年に走っていたものなので、常に見ていました。そのクルマで走るというのはある意味面白いですよね」
「特にこのクルマは自分でヨーロッパから探してきて、自分の目で確かめに行って、色々手配して、リビルドして……そうやって持って来たので、思い入れがありますね」
Be part of Motorsport community
Join the conversation記事をシェアもしくは保存
Top Comments
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。