MotoGPチェコFP2:クアルタラロ首位で初日を終える。中上は転倒12番手
MotoGP第10戦チェコGPのフリー走行2回目が行われ、ファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。2番手にはマルク・マルケスが続いた。
写真:: motosport.com
MotoGP第10戦チェコGPのフリー走行2回目が行われ、ペトロナス・ヤマハのファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
ブルノ・サーキットはFP1から引き続き、FP2の時間になっても曇り空に覆われた。気温は22℃、路面温度29℃というコンディションで午後の走行が始まった。
このセッションの序盤から速さを見せたのがスズキのアレックス・リンスだ。1分56秒896と序盤からFP1トップのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)の記録したタイムを上回ってきた。その後、リンスはさらに1分56秒674までタイムを縮めて首位に立った。
開始から7分ほど経過した頃、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がターン13で転倒。ライダーに怪我はない様子で、歩いてコース外へ退避した。
リンスはその後新型のエアロカウルのマシンに乗り換え、テストを行っている姿も見られた。また、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がFP1では使用していなかったカーボンフレームのマシンを走行させ、ドゥカティも新型エアロパッケージをマシンに実装するなど、各陣営が後半戦に向けて開発を進めている事が伺えた。
スズキの新型エアロカウル
Photo by: Oriol Puigdemont
そんな中、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がトップタイムを更新。1分56秒084とかなりペースを上げてきた。
その一方でセッション中盤にはビニャーレスのチームメイトであるバレンティーノ・ロッシに白煙を吹き上げるトラブルが発生。ただ、ロッシはマシンを止めること無くそのまま走行を続けてピットへと戻った。
そして残り20分という頃には中上貴晶(LCRホンダ)が1分56秒729をマークし3番手に浮上した。なお、中上はこのレースウィーク中に、来年以降の契約交渉中であり、条件の詰めを行っていると明かしている。
セッション終盤のアタックでは、まずマルケスが1分55秒825までタイムを更新して一躍トップに浮上し、そこにドヴィツィオーゾが1分56秒071で続いた。
そして、残り3分頃にはそれまで鳴りを潜めていたファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)が1分55秒802をマークする走りをみせ、トップの座をマルケスから奪取した。
チェッカーフラッグが振られた後のラップでは順位の大きな入れ替えは起こらず、セッションが終了。ルーキーのクアルタラロが後半戦の初日をトップタイムで終えた。
2番手はマルケス。カーボンフレームの比較などをこなしつつ、危なげない位置につけてみせた。3番手につけたのはジャック・ミラー(プラマック)で、ドゥカティのファクトリーチームのライダーであるドヴィツィオーゾ(4番手)とペトルッチ(10番手)のタイムを上回った。
また、中上は終盤に転倒を喫してしまい、タイム更新がならず12番手でセッションを終えた。
【リザルト】MotoGP第10戦チェコGP フリー走行2回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ファビオ クアルタラロ | 18 | 1'55.802 | ||
2 | マルク マルケス | 18 | 1'55.825 | 0.023 | 0.023 |
3 | ジャック ミラー | 17 | 1'56.071 | 0.269 | 0.246 |
4 | アンドレア ドヴィツィオーゾ | 17 | 1'56.071 | 0.269 | 0.000 |
5 | マーベリック ビニャーレス | 21 | 1'56.084 | 0.282 | 0.013 |
6 | アレックス リンス | 19 | 1'56.225 | 0.423 | 0.141 |
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