MotoGP、カタールでの円滑開幕目指し“隔離回避”に尽力。コロナ対策で実現か
MotoGPは3月にカタールで開幕戦を迎えるが、2020年シーズンから引き続き円滑に開催するためのプロトコルを実施する予定だ。

2021年のMotoGP開幕戦は例年通りカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれる予定だ。新型コロナウイルスのパンデミックが依然として続く中、彼らは感染拡大防止のプロトコルを設定し、入国を確実にしようとしている。
MotoGPの今季開幕戦は3月28日のカタールGPとなっており、その1週間後には連戦となるドーハGPが予定されている。また、最高峰のMotoGPクラスからMoto2、Moto3クラスまでの全クラスがプレシーズンテストを同地で実施する関係上、3月を通してMotoGP関係者がカタールに滞在することになる。
現在、カタール当局は新型コロナウイルスに関連する渡航規制として、入国者は少なくとも6日間の隔離を受けなければならない。また6日目に受ける2度のPCR検査でコロナ陰性が確認された場合に限り、外出が許可される。
MotoGPの設定するプロトコルでは、メンバーの出発国での新型コロナウイルス検査結果が陰性だった場合、そうしたカタールでの隔離期間をパスできる見込みだという。
このプロトコルでは、カタールに到着したパドックメンバーは再度検査を受ける。検査の結果を待つ間にメンバー全員がホテルへ移動する。そして、この時点から昨年も活用されていた、ソーシャルディスタンスの確保・各グループ間の接触を防ぐための“バブル”プロトコルが有効となる。
開幕戦前に出国するメンバーは、再びパドックへ入る前に前述の手順を再び取ることが義務付けられることになる。
MotoGPは現在も続く新型コロナウイルスのパンデミックに対し、2月のセパンテスト中止や、アメリカズGP・アルゼンチンGPの開催延期を決定。代わりにドーハGPとポルトガルGPが序盤戦に組み込まれた。
また2月頭にはタイGPの中止を政府が決定したとの報道が地元紙によってなされたが、これはチャーン・インターナショナル・サーキット側が“誤解があった”として否定している。
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シリーズ | MotoGP |
執筆者 | Oriol Puigdemont |