雨なしでは勝てなかった! マルケス、サンマリノGPで劇的優勝は「完全に予想外だ」
グレシーニのマルク・マルケスは前戦アラゴンGPに続く2連勝となったサンマリノGPを振り返り、雨なしでは勝つことができなかったと語った。
Marc Marquez, Gresini Racing Team
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
グレシーニのマルク・マルケスは、MotoGPサンマリノGP決勝での勝利は雨がなければ不可能だったと振り返った。
決勝日はレース前からわずかに雨が降り始め、序盤には上位を走っていたライダーに転倒が相次いだ。さらにレース中盤には一時的に雨量が増え、優勝争いを展開していたプラマックのホルヘ・マルティンはレインタイヤを履くマシンに乗り換えた。
しかし、そこから雨脚は強まることはなく、回復傾向に。この機に乗じて9番手スタートのマルケスが一気に首位に浮上し、ポールスタートだったドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが2番手で続いた。
最終的にマルケスはバニャイヤを寄せ付けず、3.1秒差をつけてチェッカー。前戦アラゴンGPでドゥカティ移籍後初優勝を挙げてから、天候を味方に2連勝をマークした。これでマルケスはランキング首位のマルティン、ランキング2番手のバニャイヤとのポイント差を縮めた。
「特に9番手からのスタートでは、雨がなければ上位陣と戦うことは不可能だったし、完全に予想外だよ」とマルケスは語った。
「レース後半が超強力で、僕としては最も重要なことだと分かっていた」
Marc Marquez, Gresini Racing Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「レースをリードすることがポイントのひとつだけど、世界チャンピオンで、ここではめちゃくちゃ速いペッコ(バニャイヤ)との差を広げることがもうひとつのポイントだった」
「とてもいい走りができたし、とても速かった。序盤は守りの走り、後半はバトル……最後の数周はアタックしたよ」
マルティンは2番手でバニャイヤを追う中、7周目にピットインしてレインタイヤのマシンに乗り換えた。しかしマルケスは、当時の状況では乗り換えを考えることはできなかったという。
「もちろん、もう1周あのような雨が降っていたら、ピットインしていたかもしれない」とマルケスは言う。
「でも特に、誰も入ってなかったり、ひとりしか入っていなかったりする状況ではステイアウトする必要がある。僕がやったのはそういうことだ」
「いい形でコントロールできたけど、次のラップにはアタックして、全力を尽くした。ターン1とターン2ではかなり濡れていて何人かのライダーが転倒していたのを見たけど、僕らは上手くやり遂げた」
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