「お酒を飲みながら楽しめる雰囲気づくりを」ABEMAスーパーフォーミュラ解説の中山雄一が目指す、“非マニア”向けのレース中継
ABEMAのスーパーフォーミュラ中継で開幕富士大会、そして九州大会の解説を務めた中山雄一。ABEMAはモータースポーツに詳しくないライト層にもリーチするプラットフォームであることから、「お酒を飲みながらレースを楽しめるような雰囲気づくりをしていきたい」と語った。
国内最高峰のフォーミュラ選手権であるスーパーフォーミュラを取り巻く視聴環境は、今季から大きく変化した。J SPORTSによるBS・CS・オンデマンド放送での予選・決勝レース中継は継続されつつ、有料デジタルプラットフォーム『SFgo』でもセッション視聴が可能に。そして、ABEMAでは決勝レースの無料生中継が実施されるようになった。
“新しい未来のテレビ”というコンセプトで非常に多くのユーザーを抱えるABEMAでの放送開始は、スーパーフォーミュラにとって新たなファン層を取り込むチャンスと言える。そんなABEMAでの中継で開幕富士大会、九州大会の解説を務めたのが、レーシングドライバーの中山雄一だ。スーパーGTのGT500クラスに参戦する現役トップドライバーでもあり、数年前まではスーパーフォーミュラにも参戦していた。
「ABEMAを見たレース関係者の方から声をかけられることも多く、ファンの方からも『またやって』と言っていただけています」と、その反響を中山は語った。
ABEMAはスーパーフォーミュラやモータースポーツ自体にあまり詳しくない層にも多くリーチするという性質上、専門用語を分かりやすく言い換えたり、レースの状況をより丁寧に説明したりと、J SPORTSやSFgpの中継とはひと味違った解説が求められる。
セーフティカーって何? スリップストリームって何?……レース関係者が当たり前に使っている言葉ほど、正確に言語化するのは難しかったりする。ただ中山自身、こうしてライト層向けに語るスタイルが性に合っているという。
「ABEMAを見ていただいている方はレースを知らない方、なんとなく見つけてくださった方もたくさんいると思うので、そういう方にどういうレースなのかを分かりやすく説明できるよう、心がけていました」
中山雄一
Photo by: Masahide Kamio
「実は僕もフリー走行や予選はJ SPORTSで予習をしているのですが、そこで土屋武士さんがされているような、レース玄人の方がうなるようなレベルでの解説は正直自分には難しいと思いました」
「レースを初めて見るような方に向けて喋る方が、どちらかというと合っているなと思っていました。自分のファンミーティングを開催する際も、あまりレースを見たことがない方も来てくださったりします。そういうところで専門的な話をしても分かってくれないので、レースを知らない人が聞いてキャッチーに聞こえるようなことを話したりしていました。そこが活きたと思います」
今季ここまで2大会で解説を務めた中山。「ABEMAの中継はJ SPORTSさんの映像を使っていますが、『この映像はディレクターさんが何を面白いと思って切り抜いたのか』というところを僕なりに考えて、それを分かりやすく伝えるというのが瞬時にうまくいかないなと思うので、そこがまだ納得いってないですね」と今後の改善に向けて意欲を見せる。
今週末のSUGO大会は大津弘樹が解説を務めるが、中山は今後解説の機会があれば、「お酒を飲みながらレースを楽しめる」雰囲気作りをABEMAでやっていきたいと語った。
「レースをマニア的な視点で細かく見たい方はJ SPORTSさんで見ると思います。僕はもっと、お酒を飲みながらレースを楽しめるような雰囲気作りをしていきたいなと思っています」
「すごく真面目にレース観戦をされている方には、もしかするとおちゃらけて見えてしまうのかもしれませんが、みんなが笑って見れる、ビールを飲みながら『面白いな』『楽しいな』って思ってもらえる雰囲気作りをしたいです」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。