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松下信治、1年半のブランク経てSF復帰へ「僕にはやり残した仕事がある」……新生ディライトワークスは12月テストから参加へ

DELiGHTWORKS RACINGからスーパーフォーミュラに参戦する松下信治は、新体制の1台チームで戦うことは簡単ではないとしつつも、スーパーフォーミュラで「やり残した仕事がある」ことから、好結果を狙っていきたいと意気込んだ。

松下信治と下山征人

松下信治と下山征人監督

写真:: Motorsport.com / Japan

 スーパーフォーミュラ第8戦SUGOの際に、来シーズンからの新規参戦を発表したDELiGHTWORKS RACING。ドライバーの松下信治と下山征人監督が会見に出席し、チームの概要や意気込みなどが語られた。

 今季から戸田レーシングのメンテナンスによってスーパーフォーミュラ・ライツ(SFライツ)に2台体制で参戦しているDELiGHTWORKS RACINGは、来季からSFライツでの活動を継続しながら、スーパーフォーミュラにも1台体制で参戦することになった。メンテナンスは戸田レーシング、ドライバーは国内外のレースで実績豊富な松下だ。

 スーパーフォーミュラ参戦を通して次世代の人材の育成を目指す「人材開発型チーム」と標榜するDELiGHTWORKS RACING。参戦1年目はチームの基盤を整えるためにも1台体制で参戦し、可能な限り早いタイミングでの2台体制移行を目指すという。また車両は新車が10月中旬にデリバリーされる予定であり、12月の鈴鹿テストからの本格始動を目指す。

「DELiGHTWORKS RACINGは育成をテーマに掲げていますが、まずは基盤を構築していかなければいけません。そのためにはやはり、国内トップカテゴリーで参戦するような、しっかりとした経験のあるドライバーでなければ難しいと思います。そういった意味では彼(松下)の経験が一番大きいですね」

 松下起用の決め手についてそう話したのは、松下が幼少の頃から付き合いがあるという下山監督。自身もF1を目指して国内外のレースに参戦した経験があり、TV番組『マネーの虎』でレース資金の出資を求める志願者として出演したことで、その存在を知っている方も多いかもしれない。

 一方で松下は、2024年の序盤戦にTGM Grand Prixから参戦して以来のスーパーフォーミュラ復帰。F2でも活躍した男が、1年半のブランクを経て再びフォーミュラの舞台に帰ってくるわけだが、彼はスーパーフォーミュラで「やり残した仕事がある」として、目標を高く持ちたいと意気込んだ。

「この時期にドライバーアナウンスというのは世界的にも一番早い時期かと思いますが、ディライトワークスさんが自分の名前を公表してくださることはすごく光栄です」と松下は言う。

「スーパーフォーミュラで僕はやり残した仕事がありますから、なんとかこの場に戻って走りたいという気持ちが強かったです。このシートを獲得できて本当に嬉しく思いますし、ただ参戦するだけではなく、自分の目標を達成できるように精一杯チームと頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」

 また「やり残した仕事」とは何かについて質問されると、松下は次のように答えた。

「僕はF2で走っていましたが、色々なことがあり、レースを続けられないかもしれないという状況になりました。その時にB-Maxの組田(龍司総代表)にシートを用意していただき、そこからスーパーフォーミュラのキャリアが(本格的に)始まりました」

「ただ、今スーパーGTでチームメイトの野尻(智紀)選手など、ホンダのドライバーにはまだ勝てていません。優勝は1回していますが、その時は雨だったりしましたし、自分の平均的なパフォーマンスでちゃんと勝負できていないという感覚です。ですから、シンプルにもう少し戦いたいという思いもあります」

「それに、F1を目指して走ってきた中で、(全日本)F3ではチャンピオンを取らせていただきましたが、形として“お山の頂点”に登ったことがないんですよね。ちゃんとした結果を残すことがやり残した仕事だと思っています」

「新規参戦チームなので、これだけ層の厚いレースで1年、2年でチャンピオンを獲れるとは思っていませんが、エンジニア、メカと協力して良いチームを作って、自分も一緒に成長していきたいです。僕の次に走るかもしれないドライバーに対しても、良い指標を見せることも自分の存在意義だと思いますから、そこも含めて頑張っていきます」

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