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スーパーフォーミュラ&スーパーGT・GT300参戦のラスムッセン、実は一番乗りたいのはGT500!「そこにステップアップできたら最高だ」

今季から日本のスーパーフォーミュラとスーパーGT・GT300に参戦するオリバー・ラスムッセンは、元々はGT500クラスのシートを探していたと明かし、そこにステップアップするのが目標だと語った。

Oliver Rasmussen, ITOCHU ENEX TEAM IMPUL

写真:: Masahide Kamio

 2025年シーズンは、またひとり新たな外国人ドライバーが日本のトップカテゴリーであるスーパーフォーミュラとスーパーGTにダブルエントリーする。それがオリバー・ラスムッセンだ。

 デンマーク出身で24歳のラスムッセンはF4、フォーミュラ・リージョナルを経て2021年にFIA F3にステップアップ。F3では好成績を残すことができなかったが、同時期にはJOTAのドライバーとしてWEC(世界耐久選手権)への参戦を開始し、昨年はLMP2クラスから最高峰ハイパーカークラスにステップアップ。ポルシェ963のカスタマーカーを走らせた。

 そんなラスムッセンが2025年に向け新天地に選んだのは日本。スーパーフォーミュラにはTEAM IMPULから、スーパーGTにはGT300クラスのapr31号車からエントリーするというダブルプログラムだ。彼はなぜ日本でレースをすることを選んだのか?

「僕はずっとGT500マシンに感銘を受けてきた。それがひとつの要因だ」

 motorsport.comに対し、ラスムッセンはそう語った。

「ふたつ目は日本がとても好きだからさ! 日本は全てが最高だから、ここでレースしたくない理由が何もない。そして三つ目は、WECに残れるチャンスがなさそうだったということだ」

「一方でトヨタはとても親切で、一緒に仕事を進める上でどんどん関係が良くなった。最終的には迷う余地すらなかった」

 上記のコメントにもある通り、ラスムッセンが日本のレースで最も関心を持っていたのは“世界最速の箱車”とも呼ばれるスーパーGTのGT500。そのため、元々はGT500クラスでシートを獲得すべく動いていたという。インパルからのGT500参戦を目指して、年末恒例の日産ドライバーオーディションに参加したいと考えていたというが、台風によるレース日程変更などの煽りを受け、昨年末はオーディション自体が実施されなかった。

 結局はトヨタ側の提案もあり、スーパーフォーミュラ、そしてスーパーGTのGT300クラスに参戦することが決まったラスムッセン。スーパーフォーミュラに関しては、既に2023年と2024年の末にインパルから鈴鹿テストに参加しており、走行経験も積んでいる。

 ラスムッセンはパフォーマンスの面ではまだまだ改善しろがあると考えている一方、チームとの関係は既に良好な様子で、「彼らには本当に良くしてもらったし、カズキ(星野一樹監督)も色んなことを教えてくれて、関係はとても良い」とのこと。インパルは昨年ランキング8位と苦しんだが、「チームが本来いるべき場所、つまりトップに返り咲く手助けをして、その恩に報いたい」と語った。また目標については定めておらず、「ポイントを積み重ねて、少なくとも真ん中くらいの位置でシーズンを終えられれば」とした。

既にスーパーフォーミュラのテストは経験済み

既にスーパーフォーミュラのテストは経験済み

写真: Masahide Kamio

 スーパーGTに関しては、昨年好成績を収めたaprのLC500h GTを小山美姫とドライブする。パッケージとしての戦闘力は十分だ。

「チームもクルマもとても良さそうだ。パッケージにポテンシャルがあるのは間違いない」とラスムッセンは言う。

「一方でコースもタイヤも知らないし、GTカーを走らせるのは初めてになる。まずそこに慣れる必要がある。シーズンが進むにつれてパッケージの力を最大限に引き出し、表彰台の一番高いところに立てることを目指したい」

「今の自分の経験を持ってすれば、クルマやコースに適応することは、これまでやってきたこととそれほど変わらない。新しいことを発見するのは大好きなので、学びながら楽しめる素晴らしい1年になると思っている。それに加えて、良いパフォーマンスを発揮できれば最高だ」

 今季は日本でのレースプログラムをメインにするラスムッセンだが、今後数年間日本に留まる可能性を尋ねると、彼は次のように語った。

オリバー・ベアマン(左)と話すラスムッセン

オリバー・ベアマン(左)と話すラスムッセン

写真: Masahide Kamio

「もちろん目標はトヨタとの関係を深めることだ。それは世界中どこであろうとね」

「このまま日本に残るのも大歓迎だ。GT500にステップアップできたら本当に最高だし、必要とされるのならどこか他のところへ行くのも構わない」

 

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