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初日3番手の平川亮、泰然自若の姿勢「悔いのないレースにしたい」|第7戦富士

2020スーパーフォーミュラ第7戦富士。フリー走行で3番手タイムを記録した平川亮は、まずまずの手応えを掴んでいた様子。翌日の予選と決勝については悔いのないように戦いたいと語った。

平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

写真:: Masahide Kamio

 富士スピードウェイで行なわれている2020全日本スーパーフォーミュラ選手権の第7戦。ランキング首位の平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、フリー走行で3番手タイムを記録するなど、好調なスタートを切った。

 午前の専有走行からロングランの確認をするなど、黙々と用意していたメニューをこなしながらも、常にタイムシートでは上位に位置していた平川。午後のフリー走行では予選アタックのシミュレーションも行ない、1分20秒947で3番手につけた。

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「この前の第5戦で大クラッシュをして、第6戦でクルマが少しおかしく全然ダメだったので、今日はまずそこの確認からしたいなと思ってました。そこはすぐにクリアして、朝はロングランなどをやったり、午後は予選に向けて色々試せたので、1日を通してどんどん良くなっていったと思います」

 そう1日のセッションを振り返った平川。ロングランについては途中雨が降るなどしてコンディションが悪かったこともあり、そこまで攻めた走りはしなかったというが感触としては悪くなかった様子。ただ、予選については気温と路面温度がかなり低いこともあり、前回の鈴鹿大会のように計測1周目でのアタックは難しいという。

「鈴鹿では余裕で計測1周目で(アタックに)いけていたんですけど、ここだと計測1周目はちょっと厳しい感じです。一番良いのは計測2周目ですが、計測3周目でもそんなにタイヤが落ちないので、計測3周目までいった方がちょっと良いような感じはありますね。そうすると(鈴鹿のように)予選の各セッションで2セット入れることはないかなと思います」

 明日は、いよいよチャンピオンをかけて予選と決勝に臨む平川だが、ホンダ/M-TECエンジン勢が速さをみせている部分が懸念材料となっている様子。それでも自分のベストを尽くして、悔いのない1日にすることを強く意識していた。

「ここまでちゃんとメニューはこなせているかなと思いますけど、少しエンジンで差が出ているかなという部分がどうしてもあります。分かっていたことではあるんですけど、そこがスッキリしないというかモヤモヤする部分です」

「そこは変えづらい部分ではありますけど、(予選で)ホンダ勢で前を固められると、彼らもレースが速いので……。そこは心配ではありますけど、とにかくベストを尽くして悔いのないようにいければ良いかなと思います。少なくともトヨタ勢の中で絶対に一番前にいきたいです」

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