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【スーパーフォーミュラ】山本雅史監督、TEAM GOH加入の経緯語る。レッドブル重鎮のマルコからも“承諾済み”

今季からスーパーフォーミュラでTEAM GOHの監督を務める山本雅史が、心機一転、国内カテゴリーで監督というチャレンジをすることとなった経緯について語った。

Masashi Yamamoto, TEAM GOH

写真:: Masahide Kamio

 昨年までホンダのF1マネージングディレクターを務め、2021年はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンのタイトル獲得にも貢献した山本雅史。2022年はホンダを退社し、自身の会社を立ち上げてレッドブル・パワートレインズに協力していくことが明らかになっていたが、2月末にはスーパーフォーミュラでTEAM GOHの監督に就任することがサプライズ発表された。

 ファンからも驚きの声が多く寄せられたこのニュース。山本監督はその経緯について次のように語った。

「ホンダがレッドブルと、どういう体制でスーパーフォーミュラにレッドブルカラーのマシンを走らせるかという議論をしていました。当時は僕もホンダに在籍していましたから、ホンダの長井(昌也)モータースポーツ部長と一緒にレッドブルの会議に出ていました」

「そんな中で、最終的にチームゴウがレッドブルとの育成プログラムをやることが決まり、レッドブルカラーのマシンを走らせることで合意したのが1月の頭です。その後、僕がホンダを退社するというニュースが出たかと思いますが、そこからチームゴウにオファーをいただき、正式な契約につながりました。ただ、最初に話自体をしたのは昨年の12月で、オーナーの郷(和道)さんと代表の池田(和弘)とテレビ会議をしました」

 山本監督曰く、自身の監督就任はレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコからも承諾済みとのこと。ただ、当初山本監督とレッドブルパワートレインズとの間で結んでいた契約にはスーパーフォーミュラでの活動が含まれていなかったため、マルコを説得する必要があったようだ。

「マルコさんに『チームゴウのマネジメントを手伝ってと言われている』と伝えましたが、僕とレッドブルパワートレインズとの契約にはなかったことなので、最初は『F1でやってもらうこともたくさんあるし、契約にないことなのでやらなくていい』と言われました。欧米は契約社会ですからね」

「契約にないことにお金を出すことはできない、だからやらなくていいと。ただ佐藤選手の面倒も見れるし、レッドブルからはお金をもらわなくていいと話したら、承諾してもらいました」

 3月5日に行なわれた鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー初日に、初めてチームと合流したという山本監督。「非常に楽しみ。ワクワクしている」と期待感を語る。

 では、山本監督は具体的にどういった仕事をしていくのか? 

「正直、まだ分かりませんが、チーム全体が働きやすい環境、レースに集中できる環境を作り上げたいですね」と山本監督は言う。

「ただみんな優秀なので、僕は基本的に見ているだけです。F1の時も、田辺(豊治/ホンダF1テクニカルディレクター)にはここ一番の時しか物を言っていませんでしたしね。うまくいっている時は口を出す必要がないと思っています」

「僕はマネジメントを20年くらいやっていますが、基本的に自由にやらせています。みんなのやりたいようにやらせた方が絶対成長しますし、自分の考えで動くと責任も出てきます。指示をしまくってしまうと、その相手と意見が合っていないとギクシャクしてしまいます。リーダーに立ったら何かを言わないといけないと思っている人もいるかと思いますが、僕としては間違いだと思っています」

 また山本監督は、参戦体制のリリースの中で「勝ち負けにこだわってシーズンを戦い抜きたい」とコメントしていたが、これは決して1年目から優勝やチャンピオンにこだわっていくということではないと言い、今ある力でやり切ることを目指したいと話した。

「個人的に、今年はスーパーフォーミュラを学ぶ年だと思っています。もちろんモータースポーツ部長の時も見ていましたが、ひとつのチームを見るということは初めてです。ワクワクしています」

「勝ち負けにこだわるということに関して、もちろん1番にゴールした者が勝ち、というのは分かりやすいですが、自分たちが現状の中でやり切れたらそれはそれで勝利だと思います。そういうことを積み上げていきたいです。4位だろうが3位だろうが、やり切れたレースってあると思います。そういうレースを増やしていくのが僕の役目かなと思います」

 
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