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優勝目前で悲運のストップ、スバルBRZを襲ったのはオイル系トラブル。名機EJ20エンジンの継続使用についても聞く

スーパーGT第2戦でファイナルラップにストップしたスバルBRZ。小澤正弘総監督によると、エンジンオイルの潤滑に関するトラブルだったという。

#61 SUBARU BRZ R&D SPORT

写真:: Masahide Kamio

 富士スピードウェイで行なわれたスーパーGT第2戦で、トップチェッカーまであと半周というところでエンジンブローにより力尽きた61号車SUBARU BRZ R&D SPORT。チーム総監督の小澤正弘氏が第3戦セパンに向けた公式プレビューの中で「精神的にダメージを受けていて、切り替えがなかなかできない状況が続いた」と語るように、悲劇的なトラブルのショックは相当なものだったようだ。

 ファイナルラップでエンジンから白煙をあげながらストップしたBRZだが、このトラブルの原因について、小澤総監督は「エンジンオイルの潤滑系です」と明かす。もちろんセパン戦には対策を施して臨んでいる。ちなみに、カーボンニュートラル燃料(GT300クラスは50%配合)の使用により起こるとされていたオイル希釈等の問題とは関係がないという。

 なおスバル(STI)はGT300のBRZに、EJ20という型式の水平対向4気筒エンジンを使用している。EJ20エンジンはWRC(世界ラリー選手権)でも活躍した“名機”として知られるが、型式としてはかなり古いものとなる。STIとしても、ここ数年でWRC時代から使っていたECU(エンジンコントロールユニット)を新調するなどアップデートを施してきたが、今回のエンジンブローによって、ファンからは「EJ20は限界なのでは」という声も聞かれた。

 例えば、STIのニュルブルクリンク24時間参戦車両であるWRXには、FA24という比較的新しい型式の水平対向エンジンが搭載されている。ただ小澤総監督は、スーパーGTでの非常に高負荷なレース環境に耐え得るには、EJ20でなければならないと説明した。

「ニュルのレベルだと新しいエンジンでいけるのですが、EJ20はタフネスが全然違います。エンジンブロックもフルクローズドになっていたりしますから」

「今のGT300で出さなければいけない出力に対しては、EJ20でなければ持たないですね」

 ECUの新調など適宜アップデートを重ねていけば、古い型式のエンジンであることのデメリットは無くしていけるのかと尋ねると、「そうですね」と答えた小澤総監督。続けて、つまりは今後もEJ20を使っていくことになるのかと問うと、一呼吸おいて「……そうですね」と返した後、「どうなるかは分からないですけどね」と付け足し苦笑した。

 

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