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スーパーGTデビューを果たす大湯都史樹、狙うは“福住超え!”

今シーズンからスーパーGT(GT300クラス)にデビューする大湯都史樹が、ルーキーイヤーに臨む意気込みを語った。

大湯都史樹 Toshiki Oyu

 2019年、スーパーGT(GT300クラス)でシリーズチャンピオンに輝いた55号車のARTA。2020シーズンは新たに大湯都史樹が加入することになった。チャンピオンチームで迎えるスーパーGTデビューイヤーに向けて、大湯はプレッシャーを感じつつも、しっかり結果を残していきたいと今の心境を語った。

 2016年のSRS-F(鈴鹿サーキット・レーシングスクール-フォーミュラ)を首席で卒業した大湯だが、翌年のFIA-F4では思ったような結果を残せずランキング4位。2018年から全日本F3選手権にステップアップしたが、初年度は3位が最高位だった。しかし、昨年は序盤戦から表彰台に絡む活躍を見せ第10戦SUGOでは初優勝をマーク。その後も快進撃をみせランキング4位を獲得した。

 迎えた2020年、大湯はふたつの国内トップカテゴリーに挑戦する。まずスーパーGTでは名門ARTAの55号車のシートを獲得。スーパーフォーミュラでは、ルーキーテストでの走りが評価され、TCS NAKAJIMA RACINGから参戦することとなった。

「F4やF3では、なかなか歯車が噛み合わないこともありましたが、昨年の後半からようやく結果を出せるようになって、こうしてチャンスをいただけました。もちろん、目指しているのはもっと先ですが、僕としては『ようやくここに来られた』という気持ちです」

 今季の体制について、そう語った大湯。国内トップの舞台にたどり着くことができたという安堵とともに、この舞台で自分のパフォーマンスを周囲に発揮したいという“はやる気持ち”が、彼の表情からも感じられた。

 しかし、スーパーGTはこれまで大湯が戦ってきたフォーミュラカーのレースとは異なり、2人で同じマシンをシェアし、異なるマシン、異なるタイヤメーカーとも戦っていかなければいけないなど、様々な要素が加わってくる。

 これに対して大湯は、自身の中で学ばなければいけないことが多いことは十分に理解している様子だった。

「スーパーGTはタイヤの競争が重要な要素となっているなと思いますし、色々な駆け引きも含めて難しいレースで、ただ速いだけじゃいけないなと感じています。僕の売りは“速いこと”ですけど、それ以外のことも学ばないといけないと思っています」

「そこは僕自身もまだ分からないところ、未知数なところが多いですが、高木選手と一緒に走れるので、色々教わりながらチームとともに頑張っていきたいと思います」

 ARTAは昨年、新加入の福住仁嶺が抜群のパフォーマンスをみせシリーズチャンピオンに大きく貢献した。その福住は今年GT500クラスの8号車(ARTA)にステップアップし、後任として大湯に55号車のステアリングが託されることになった。

 福住と同じ“GT300ルーキーイヤー”に55号車をドライブするということを大湯自身もかなり意識している様子。改めて2020シーズンに向けた抱負を訊くと、力強くこのように語った。

「昨年は福住選手がチャンピオンを獲っているので、GTではチャンピオンを獲るのが絶対的な使命だと思っていますし、逆に獲らないとまずいなと思っています。昨年の(福住選手の)成績を超えるくらいのことをして『大湯が乗ったら、GTでもすごいぞ!』という印象を周りに持ってもらえたら最高ですね。そういう1年にしたいです」

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