速報ニュース
F1
フェラーリPU勢大不振で再燃する、昨年の“疑惑”。メルセデス代表も不快感あらわ
メルセデス代表のトト・ウルフは、昨年パワーユニットの不正運用を疑われていたフェラーリ勢が今季開幕戦の予選で大苦戦したことをよく思っておらず、「同じルールの下で競り合ってほしい」とコメントした。

Adam Cooper
公開日時: 2020/07/05 11:13
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2020年F1開幕戦オーストリアGPの予選で衝撃的だったのは、フェラーリが大苦戦したことだ。昨年ここでポールポジションを獲得したシャルル・ルクレールは7番手に沈み、セバスチャン・ベッテルに至ってはQ3に進むこともできず11番手に終わった。
昨年フェラーリは、パワーユニット(PU)における燃料の使用方法についての合法性を疑われ、FIAが調査に動く事態となった。今年2月にFIAとフェラーリが“和解”に至ったことでこの問題は一旦終息したが、ライバルチームたちはフェラーリが一体何をしていたのか、明確な説明を求めている。ただFIAは、フェラーリの許可なしには詳細を公表できないとしている。
Read Also:
- 真っ向勝負で予選Q2脱落の衝撃……ベッテル「驚きの結果だった」
- フェラーリPUをめぐる”和解”の舞台裏。FIA会長「スタッフにかなりプレッシャーをかけたが……」
- フェラーリPUの合法性、FIAは100%の納得はできず。論争長期化を懸念し和解
メルセデスのトト・ウルフ代表は、こういった背景を考えれば、フェラーリがパワーユニットの運用方法を合法的なものに変えた結果パフォーマンスが低下した可能性があると考えており、改めて不快感をあらわにした。
昨年ルクレールが記録したポールタイムは1分03秒003であるが、今年ルクレールが予選Q3で記録したタイムは1分03秒923。実に1秒近くも遅くなっているのだ。
また、タイムの落ち込みはフェラーリのワークスチームだけでなく、同じフェラーリPUを使用するハースとアルファロメオでも顕著だ。ハースは昨年のレッドブルリンクで、ケビン・マグヌッセンが5番手を獲得するなど速さを見せたが、今年はロマン・グロージャンが辛うじてQ2に進むに留まり、昨年2台がQ3に駒を進めたアルファロメオは、一転して2台共にQ1敗退となっている。
この落ち込みは偶然のものと考えるかと問われたウルフは、次のように語った。
「これについてはもうコメントしたくない」
「もう十分話した。フェラーリの話はしたくない。その話題に戻るのはやめよう」
「彼らは今日、良いパフォーマンスを見せることができなかった。我々は彼らに、同じルールの下で競い合って欲しいと思っている。そして3、4チームが我々と互角に戦ってくれるのであれば、これ以上嬉しいことはない」
苦しい予選に終わったフェラーリのマッティア・ビノット代表を励ますならばどんな言葉をかけるか尋ねられたウルフは、こう返した。
「フェラーリは素晴らしい企業で素晴らしい人たちがいるから、皆応援したい。でもマッティアを励ます理由はない。これで十分かい?」
今後はコスト削減のためにシャシーとPUの開発が凍結されるため、開幕戦の出遅れはフェラーリにとって大きな痛手と思われるが、ウルフは他チームのことは分からないとして、その影響についての明言を避けた。
「フェラーリの開発状況については何の知識もない。もちろん新しいレギュレーションの下では、信頼性に関するアップグレードしかできないから、通常は飛躍的なパフォーマンス向上は見込めないだろう」
「ただ繰り返しにはなるが、我々はフェラーリをリスペクトしており、共にサーキットで戦いたいと思っている。そこには素晴らしい人たちがいるし、F1とメルセデスにとっても、激しい競争が必要なんだ」
Read Also:
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 レッドブルがF1開幕戦に持ち込んだ新ノーズ。今後の開発の方向性を表す?
次の記事 “ピンク・メルセデス”は合法、それとも違法? レーシングポイントは抗議を心配せず
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Adam Cooper

アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」
F1
F1
日本GP
2024/04/15
アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」

鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」
F1
F1
日本GP
2024/04/12
鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」

F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン
F1
F1
2024/04/11
F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン
最新ニュース

ウマ娘BMW、完勝。PACIFICとしても待望の初勝利「ワンランク上のところで戦える可能性増えた」と冨林
機能
スーパーGT
ライブテキスト
評価
機能
スーパーGT 2 時間前
第5戦:鈴鹿
ウマ娘BMW、完勝。PACIFICとしても待望の初勝利「ワンランク上のところで戦える可能性増えた」と冨林

アストンマーティン、予選Q1敗退も”中身”は全然違う? アロンソ「前は4.5秒遅れていたが、今は1.3秒差。問題はこれから」
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 3 時間前
オランダGP
アストンマーティン、予選Q1敗退も”中身”は全然違う? アロンソ「前は4.5秒遅れていたが、今は1.3秒差。問題はこれから」

佐藤蓮、国内トップカテゴリーで掴んだ待望の初優勝「自分の実力、速さを証明できた。ここがスタートライン」
機能
スーパーGT
ライブテキスト
評価
機能
スーパーGT 3 時間前
第5戦:鈴鹿
佐藤蓮、国内トップカテゴリーで掴んだ待望の初優勝「自分の実力、速さを証明できた。ここがスタートライン」

アントネッリ、自信を持っていたオランダでポールポジションを逃す「気を緩めてはいけないという目覚めになった」
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 3 時間前
オランダGP
アントネッリ、自信を持っていたオランダでポールポジションを逃す「気を緩めてはいけないという目覚めになった」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録