フェルスタッペン、第2戦も攻めのアプローチ変えず「僕たちはもっと速くなれる」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、開幕戦でリタイアに終わったにも関わらず、開幕前から持っていた自信は変わっていないと語った。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB16
Charles Coates / Motorsport Images
F1開幕戦オーストリアGPは、レッドブル・ホンダにとって厳しいレースとなった。速さを見せながらも、トラブルで2台ともにリタイアとなったのだ。第2戦シュタイアーマルクGPは、開幕戦と同じくレッドブルリンクでレースが行なわれるが、マックス・フェルスタッペンはアプローチを変えずに挑むと語った。
7月9日(木)、母国オランダ・メディアの取材を受けたフェルスタッペンは、開幕戦で見舞われたトラブルについて説明。パワーユニット(PU)が問題なく再使用できると話した他、トラブルはすでに解決されたと示唆した。
「先週はレースでメカニカルトラブルがあって、それが電気系の問題につながった。もちろん、詳細をすべて説明することはできないけど、修正は非常に簡単だったと思う。今週末は、全てのパーツを再使用できる。僕たちは何が問題だったのかを確かに学んだから、今週末に問題が再発することはないと思う」
開幕前から、今季はチャンピオンを狙うシーズンだと位置づけていたレッドブル。オランダでは開幕戦後、レッドブルを批判する声もあったようだ。そうした自信に変化はあるかと訊かれ、フェルスタッペンは次のように話した。
「いいや、まったくない。僕たちは常に自信を持っている。開幕戦のリタイアによって、今年チャンピオンになるのが少し難しくなったのは事実だ。でも、それは誰にでも起きることだ」
「先週もそのことについては話したけど、今回のレースに向けてアプローチは変えない。今季が8レースになるのか、それとも12~15戦、22戦になるのかは関係ない。僕のアプローチは変えない」
「レッドブルを批判するのは公平ではないと思う。僕はまだ、ここ数年で最高の準備ができたと思っているし、それについて嘘はない。みんな、チーム内で何が起こっているのか知らないんだ。僕はそれを知っているし、最高の準備ができたと間違いなく言える」
フェルスタッペンは、マシンのセッティングを最適化することでパフォーマンスを上げ、メルセデスに対抗したいと意気込んだ。
「メルセデスも良い進歩を遂げたと僕たちは理解している。彼らは本当に良い仕事をした。当然、僕たちが予選で0.5秒離されたのは、満足できない。でもそれにはいくつか理由がある。メルセデスは強い。それは変えられない。でも冬の間、僕たちの進歩は本当に素晴らしかった。まだそれをコース上で示すことができていないから、今週末はそれをやりたい」
「予選に比べて、レース中はメルセデス勢に少し近づけた。レース中のスピードはかなり良かった。クルマのバランスにはあまり満足できていなかったけど、コーナーでもかなり強力だった。ストレートで少し負けていただけだ。例えばダウンフォースの設定や、クルマ全体のセットアップを微調整すれば、すぐに良くなると思う」
「もちろん、シャシーとPU両面を常に改善していくことができると思う。それが僕たちの目標であって、十分なんてことはないんだ」
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