マクラーレンF1スタッフのコロナ感染を受け、豪州GPプロモーターが声明を発表
F1オーストラリアGPのプロモーターであるAGPCが、マクラーレンのチームスタッフが新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになったことを受け、声明を発表。検査を受けたのは実際には8人で、うち7人は陰性だったことも明かした。

F1オーストラリアGPのプロモーターであるオーストラリア・グランプリ・コーポレーション(AGPC)が声明を発表。マクラーレンのスタッフのひとりが新型コロナウイルス検査で陽性だったことを受け、F1とFIA、そして保健社会福祉省と今後の対策について話し合っていると明かした。
オーストラリアGPの舞台であるアルバートパーク・サーキットでは、11日(水)の段階で新型コロナウイルスへの感染が疑われる人物が複数認められ、検査と隔離措置が課せられた。当初はハースのスタッフ4人とマクラーレンのスタッフ1人の合計5名が検査を受けたと報じられていたが、実際に検査を受けたのは8人だったという。
その8人のうち7人は、新型コロナウイルスへの感染陰性と判定されたが、ひとりは陽性であることが明らかになった。このひとりがマクラーレンのチームスタッフであり、チームはこの結果を受け、オーストラリアGPを棄権することを決めた。
AGPCのCEOであるアンドリュー・ウェスタコットは「検査結果の意味に関して、F1 、FIA、および保健社会福祉省と話し合いを行なっている」と語っている。
なお現地では、新型コロナウイルスへの感染が疑われる9人目の人物がおり、現在検査結果を待っている段階だという。この9人目は、F1やFIA、サプライヤーとは関係のない人物であるという。一説には現地のカメラマンであるという。
F1とFIAも、マクラーレンのチームスタッフが新型コロナウイルス陽性だったことが認められたことについて、コメントを発表した。
「マクラーレンのチームメンバーの検査結果を受け、F1とFIAは彼らの決定に関して密に連絡を取り合っており、次のステップに向けて全ての関係当局と調整を行なっている。我々の優先事項は、レースのファン、チーム、レースに関係する全ての人の安全である」
Read Also:
最新ニュース
ボッタス、今季加入のアルファロメオは「ドライバー中心なのが良いね!」エース格としての役割を楽しむ
バルテリ・ボッタスは、今季エースドライバーとして加入したアルファロメオで、以前所属したメルセデスと比較してより「ドライバー中心の」マシン開発が行なえていると語った。
ハミルトン、今季苦戦もメルセデスF1続投の意思固く「5〜10年先についても話し合った」とチーム代表明かす
メルセデスのトト・ウルフ代表は、今季序盤は苦戦したものの、ルイス・ハミルトンのチームへ対する献身は変わっていないと語っている。
ランド・ノリス、長期契約の恩恵で私生活も充実! 「以前よりもリラックスできている」
ランド・ノリスはマクラーレンとの複数年契約により、ワークライフバランスが整い、レースから離れてもリラックスできるようになったと信じている。