フリー走行レポート
F1 アブダビGP
F1アブダビGP FP1:タイトル獲得に向けフェルスタッペン好発進! メルセデスが続く。角田裕毅も5番手と上々な滑り出し
F1第22戦アブダビGPのフリー走行1回目が行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は5番手だった。
滑川 寛
編集: 2021/12/10 11:31
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1第22戦アブダビGPのフリー走行1回目が行なわれた。セッションをトップタイムで終えたのは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だった。
全22戦で行なわれる2021年シーズンも最終戦を迎え、F1はアブダビ、ヤス・マリーナ・サーキットにやってきた。21戦を通じてコース内外で繰り広げられていたフェルスタッペンVSルイス・ハミルトン(メルセデス)のチャンピオン争いも、ここで決着を迎える。
2015年にF1にカムバックを遂げ、レッドブルとアルファタウリにパワーユニットを供給してきたホンダも、このグランプリでF1に別れを告げることになる。
現地はまだ陽が高く、気温26度、路面温度38度というコンディションの中、60分のセッションがスタート。今回のグランプリ開催に合わせ、コースは大幅な改修を受けたということもあり、予選・決勝レースとは大きく異なるコンディションだが、各ドライバーは序盤から積極的にマシンを走らせた。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)はリヤタイヤとディフューザーの後ろにエアロリグ(空力測定装置)を装着して走行を開始した。大きくテクニカルレギュレーションが変わる来季に向けた布石だと思われる。
多くのドライバーは1セット目のタイヤにソフトタイヤをチョイス。シケインの撤去やターン9のバンク化などによって高速化されたサーキットを学ぶため、精力的な走行が続いた。トラックリミットが設定されている最終コーナーではみ出し、タイム抹消を受けるドライバーも見られた。
セッションが折り返しに近づくと、「現段階だと全てが悪い感じだよ」とチーム無線で不満を漏らしたカルロス・サインツJr.(フェラーリ)を始め、多くのドライバーが一度ガレージにマシンを戻し、チェックやセッティング変更などを行なった。ただ、次のプログラムを消化すべく続々とコースに戻っていった。2セット目のタイヤも、多くのドライバーが新しいソフトタイヤを投入した。
こちらもF1ラストレースとなるキミ・ライコネン(アルファロメオ)もミディアムタイヤを履いてコースへ戻ったが、今回改修されたターン9でスピン。ランオフエリアでマシンは止まったものの、投入したタイヤにはフラットスポットが出来てしまった。
各ドライバーは2セット目のタイヤでも精力的な走行を続けた。セッション後半、ガレージで時間を消費したトップ勢も最終盤になると再びコース上に姿を見せて走行を開始。ソフトタイヤを履いていたが、ロングラン中心の走行だった。
最終盤、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)がターン15でスピンを喫するシーンもあったが、大きなクラッシュやアクシデントなくセッションが終了。トップとなったフェルスタッペンのタイムは、1分25秒009だった。予選・決勝レースとは大きくコンディションは異なるものの、初の戴冠に向けて好発進ができたと言えよう。
フェルスタッペンの後ろにはメルセデスのふたりが並んだ。バルテリ・ボッタスがフェルスタッペンから0.196秒差の2番手、ハミルトンが0.346秒差で3番手につけた。メルセデス勢は最終盤まで両ドライバーがコースオフするシーンも見られた。
フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスが4番手、5番手に角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が並んだ。角田は23周を周回し、トップから0.369秒差の1分25秒378をマークした。チームメイトのピエール・ガスリーは、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を間に挟んで7番手。前戦サウジアラビアGPに続いて、シーズン終盤で角田がガスリーに匹敵する走りを見せるシーンが増えてきたように伺える。
なお、ウイリアムズは、リザーブ・ドライバーのジャック・エイトケンがジョージ・ラッセルのマシンをドライブした。エイトケンは2020年のサクヒールGPでラッセルの代役としてF1デビューを果たしている。2021年もウイリアムズのリザーブドライバーを担当していたが、7月のスパ24時間レースでの大クラッシュで鎖骨と脊椎骨を損傷。そこから順調な回復を見せ、今回のF1ドライブに至った。そのエイトケンは、正ドライバーのニコラス・ラティフィを上回る17番手でセッションを終えている。
Read Also:
- ホンダ田辺テクニカルディレクター「最後のゴールを切るまで全力でプッシュする」
- ホンダF1、ついにラストレース。山本マネージングディレクター「最後まで夢を追いかけながら戦い抜きたい」
- 歴史的タイトル争いの決着は『正しい方法』で! ハミルトンVSフェルスタッペン、両者想いは同じ
- 角田裕毅、F1最終戦アブダビGPで”ホンダに感謝”示す特別ヘルメット使用「”旅”に参加できて光栄」
- スポーツマンシップ、分かってますよね? 過熱タイトル争い、最終戦前にF1が”ポイント剥奪”の可能性通達
順位 ドライバー 周回数 タイム 差 前車との差 平均速度 1 マックス フェルスタッペン 23 1'25.009 235.203 2
バルテリ ボッタス 27 1'25.205 0.196 0.196 234.662 3
ルイス ハミルトン 25 1'25.355 0.346 0.150 234.249 4
セルジオ ペレス 24 1'25.363 0.354 0.008 234.227 5
角田 裕毅 23 1'25.378 0.369 0.015 234.186 6
フェルナンド アロンソ 26 1'25.625 0.616 0.247 233.511 7
ピエール ガスリー 28 1'25.822 0.813 0.197 232.975 8
シャルル ルクレール 20 1'25.846 0.837 0.024 232.910 9
カルロス サインツ Jr. 26 1'25.886 0.877 0.040 232.801 10
セバスチャン ベッテル 26 1'26.007 0.998 0.121 232.474 フルリザルトを見る
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 F1アブダビFP1速報:フェルスタッペンが首位発進。角田裕毅5番手と絶好の滑り出し
次の記事 F1アブダビGP FP2速報:ハミルトンがトップ。フェルスタッペンは4番手もロングランでは優勢か? 角田裕毅は7番手
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
滑川 寛

勝負の行方は“己の腕”次第。2度の世界覇者・笹原右京が語るROTAXカート「僕の人生を一番変えた場所」
Sponsored
Sponsored
10 ヵ月前
勝負の行方は“己の腕”次第。2度の世界覇者・笹原右京が語るROTAXカート「僕の人生を一番変えた場所」

レッドブルF1角田裕毅、昇格後ベストのアゼルバイジャンGPは「偶然じゃない6位」“残留タイムリミット”迫る中で確かな自信
F1
F1
アゼルバイジャンGP
10 ヵ月前
レッドブルF1角田裕毅、昇格後ベストのアゼルバイジャンGPは「偶然じゃない6位」“残留タイムリミット”迫る中で確かな自信

神童と呼ばれた男アントネッリ、苦戦続きもアゼルバイジャン4位で光明? 表彰台届かず悔しさも「自信が戻ってきた」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
10 ヵ月前
神童と呼ばれた男アントネッリ、苦戦続きもアゼルバイジャン4位で光明? 表彰台届かず悔しさも「自信が戻ってきた」
最新ニュース

ホンダの改良版PU投入もアストンマーティンまさかの2台SQ1敗退……アロンソ&ストロール「ドライバビリティに問題があった」
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 2 時間前
オランダGP
ホンダの改良版PU投入もアストンマーティンまさかの2台SQ1敗退……アロンソ&ストロール「ドライバビリティに問題があった」

急遽参戦、角田裕毅は12番手と大健闘! ラッセル逆襲の狼煙、スプリントPP獲得。アロンソまさかの最下位|F1オランダGPスプリント予選
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 3 時間前
オランダGP
急遽参戦、角田裕毅は12番手と大健闘! ラッセル逆襲の狼煙、スプリントPP獲得。アロンソまさかの最下位|F1オランダGPスプリント予選

F1オランダGPスプリント予選速報|どうしたアストンマーティン・ホンダ。まさかのSQ1全滅。角田健闘12番手。最速はラッセル
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 3 時間前
オランダGP
F1オランダGPスプリント予選速報|どうしたアストンマーティン・ホンダ。まさかのSQ1全滅。角田健闘12番手。最速はラッセル

F1メカ解説|スプリント開催のオランダGP、半数のチームがアップグレード投入。アストンマーティンはフロントウイングとディフューザー改良
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 6 時間前
オランダGP
F1メカ解説|スプリント開催のオランダGP、半数のチームがアップグレード投入。アストンマーティンはフロントウイングとディフューザー改良
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録