コース習熟メインのFP1でルクレールがトップ! ラッセルが続く。角田裕毅は18番手|F1第5戦マイアミGP
F1第5戦マイアミGPのフリー走行1回目が行なわれ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がセッショントップタイム。角田裕毅(アルファタウリ)は18番手だった。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
F1第5戦マイアミGPのフリー走行1回目が行なわれ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。
今季が初開催となるマイアミGP。NFL『マイアミ・ドルフィンズ』の本拠地であるハードロック・スタジアムの周囲に半常設の1周5.412kmマイアミ・インターナショナル・オートドロームを新設して開催される。
前戦エミリア・ロマーニャGPからはうって変わり、天候は晴れ。気温33度、路面温度52度とマイアミらしいコンディションの中、現地はFP1の時刻を迎えた。
初走行となる1時間のセッションが開始されると同時に、各車ソフトタイヤかミディアムタイヤを選択して勢いよくコースに飛び出した。20名のドライバー全員が初体験のサーキット……いかに素早くリズムを掴むかがカギとなる。
走り始めということもあり、随所でミスを犯すドライバーが見られた。ルクレールや角田裕毅(アルファタウリ)がスピンを喫し、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はターン16で右フロントタイヤをウォールに擦った。
セクター2終盤のタイトなシケインを含んだセクションでは、上り勾配がつけられていることから、縁石でマシンコントロールを乱すドライバーも少なくなかった。
しかし決勝レースではここの低速セクションを上手く走ることが重要。ここで前車に接近して走ることが、その後のDRSゾーンのある1.28kmのロングストレートでのオーバーテイクに繋がるだろう。
セッション折返しを過ぎ、各ドライバーが続々と2セット目のタイヤを履いて走行を開始しようとしていたがここでクラッシュ発生。バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が左へ回り込むターン7でリヤを滑らせアウト側のウォールにヒット……マシンのリヤセクションが大きく壊れ、ボッタスは早々にセッションを終えることとなった。
セッションは赤旗中断されたが、残り16分で再開。コース上に再びドライバーが戻った。カルロス・サインツJr.(フェラーリ)は、新品のソフトタイヤを投入したもののターン4でスピン。タイヤが完全に破壊されてしまったことで、セッション再開後すぐにピットインを余儀なくされた。
各車も続々とソフトタイヤを投入し、タイムアタックを開始。タイムシートを更新していった。ただ低速セクションではコース幅が広くないこともあり、トラフィックで思うようなタイムを出せないドライバーも見受けられた。
最初のセッションが終わり、トップはルクレール。タイムは1分31秒098で、当初の想定されていたラップタイム1分35秒台を大きく上回った。
2番手にはラッセル。今回メルセデスはポーパシング対策としてアップデートを投入してきており、タイムはルクレールから0.071秒落ちの1分31秒169とその効果の片鱗が見えたようにも思える。ただ、チームメイトのルイス・ハミルトンは8番手と水を空けられている。
3番手と4番手にはレッドブルのふたり。5番手にピエール・ガスリー(アルファタウリ)、サインツJr.、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が続いた。ハミルトンを挟み、9番手にチームの母国凱旋レースとなるケビン・マグヌッセン(ハース)、10番手にはダニエル・リカルド(マクラーレン)となった。
角田はトップから2.945秒落ちの1分34秒043で18番手。序盤にスピンを喫した他、セッション途中にはターン16でマシンをウォールに擦るシーンも見受けられたが、27周を走り込んだ。
フリー走行2回目では、チームとドライバーがこの新しいサーキットへ対する理解を進め、路面にラバーが載ってくることで、真の勢力図が見えてくるかもしれない。
順位 | ドライバー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | シャルル ルクレール | 26 | 1'31.098 | |||
2 | ジョージ ラッセル | 23 | 1'31.169 | 0.071 | 0.071 | |
3 | マックス フェルスタッペン | 14 | 1'31.277 | 0.179 | 0.108 | |
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