F1の標準ギヤボックス導入が中止へ。『同様のコスト削減は可能』と判断
2021年に標準ギヤボックス導入を予定していたF1だが、世界モータースポーツ評議会の投票により、導入が中止となるようだ。
F1は、コスト削減策の一環として、2021年から標準ギヤボックスを導入すべく、2月にサプライヤーの入札を行っていた。4メーカーがこの入札に参加したことが知られており、そのうちギヤボックスのエキスパートであるXtracだけが、入札を公に認めていた。
しかしFIAの技術部門の助言に従い、世界モータースポーツ評議会(WMSC)がギヤボックスの単一メーカー供給に反対票を投じたと、FIAが発表した。
FIAは声明の中で「評議会の決定は、チームとサプライヤーが入手可能な技術的情報、および財務情報の両方を考慮したものだ」と述べた。
「提供された技術データによれば、F1におけるギヤボックス技術は概ね収束しており、その結果、性能の違いはほとんどないことが明らかになった」
「そしてコンポーネントの複雑さのため、ギヤボックスは依然として信頼性の面で敏感な部分だ。決定には、FIA技術部門の評価が織り込まれている」
ギヤボックスの標準化は、2021年にレギュレーション変更を控えるF1にとってコスト削減策の一環だったが、WMSCはFIAの分析に基づき「単一サプライヤーを指定する以外の方法でも、同様のコスト削減が可能」だと結論づけた。
FIAはコスト削減の方法についてはチームと協議した上で、今後発表される2021年のレギュレーションの一部になるとしている。
標準ギヤボックスの導入は見直されるが、F1ではこれまでホイールリムやブレーキシステムの入札を実施。最近では、燃料システムのコンポーネントの入札も開始していた。
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