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ポルシェ、LMP1撤退後もV6エンジン開発を継続中。F1復帰への布石か?

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ポルシェ、LMP1撤退後もV6エンジン開発を継続中。F1復帰への布石か?
執筆:
協力: Christian Nimmervoll
2019/06/01 8:32

WECから撤退したポルシェだが、V6エンジンの研究を続けており、MGU-Hの無いパワーユニットのテストを行っているようだ。

 ポルシェは、2021年以降の新しいF1エンジン規則を確立するプロセスに参加したことから、約30年ぶりのF1参戦を検討しているのではないかと言われていた。

 しかしながら、親会社であるフォルクスワーゲングループが、ポルシェをWEC(世界耐久選手権)のLMP1プロジェクトから撤退させ、フォーミュラEへの参戦を決めたことで、ポルシェのF1復帰の可能性は潰えたように見えた。それとほぼ時を同じくして、エンジンをより安価なモノにするというF1側の目論見も失速したと考えられている。

 ポルシェのモータスポーツ責任者であるフリッツ・エンツィンガーはmotorsport.comに対し、4気筒エンジンを主流とするLMP1から撤退する以前から、F1が採用している6気筒エンジンの開発を始めていたと語った。

「2017年のことだ。今後F1のレギュレーションが変更される予定であるということが明らかになり、排気ガスからのエネルギー回生(MGU-H)は必要なくなるという兆しがあった」

「2017年の時点で、ポルシェはFIAマニュファクチャラー委員会の一員であり、2021年以降のF1に向けた戦略の議論に関わっていて、その会議に出席していた」

「我々はこれらの作業部会に参加する一方で、WEC用に6気筒エンジンを並行して開発していた。もちろん、これらのエンジンをF1で使用する場合には何を変更する必要があるかということも考えた」

 ポルシェは、LMP1のプロジェクトチームのうち40人を6気筒エンジンの開発に充てていたという。しかし2017年限りでポルシェはWECから撤退したため、そのエンジンがWECのプログラムで使用されることはなかった。

 姉妹ブランドであるアウディも参戦していたフォーミュラEへの挑戦は“当然の考え”であったが、エンツィンガー曰く、MGU-HのないF1パワーユニットは「スーパースポーツカーにとっても興味深い」との理由で、6気筒エンジンの開発は続けられていたという。

「2017年の終わりに我々は、LMP1を撤退したにも関わらず、さらに(熱)効率の良い6気筒エンジンを開発するよう、親会社から具体的な発注を受けていた」

「それは紙面上だけではなく、実際にハードウェアとして開発され、2019年にはテストに投入されるという案があった。それは上層部から我々への命令だった」

 なおポルシェは、1991年にフットワークとのジョイントが失敗に終わって以来、F1に参戦していない。

 エンツィンガーは、その6気筒エンジンは「完成していてテストベンチで稼働している」と語り、20人〜25人の技術者がそれを「分析とさらなる指示」のために使用しているという。

「この6気筒エンジンを使用する可能性については、完全に未決定だ」

「ポルシェが2021年のF1に参戦することが決まっていたら、我々は2018年と同じようにそれを作っただろう」

Alex Caffi, Footwork FA12 Porsche

Alex Caffi, Footwork FA12 Porsche

Photo by: LAT Images

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シリーズ F1
執筆者 Scott Mitchell