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新型コロナによる開発凍結の”良い妥協点”? F1トークン導入に自信

F1のモータースポーツ面のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2020年から2021年にかけて導入される開発トークンシステムは、シャシーの開発を凍結する中で少しの柔軟性を可能にする”良い妥協点”になっていると語る。

Carlos Sainz Jr., McLaren MCL35

 新型コロナウイルスの影響により、開幕が7月までずれ込んだ2020年シーズンのF1。レースができないことにより、各チームは財政的な打撃に苦しめられている。

 そんな状況を緩和させるべく、支出を抑えるため、2020年と2021年シーズンは各チームとも基本的に同じマシンを使うことが決定。2020年開幕戦から2021年最終戦まで、マシンの重要な要素の開発が禁止され、一部は今年後半から開発が凍結されることになっている。

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 しかし、その間にどうしてもマシンの開発を避けられないチームもある。例えばマクラーレンは、2021年からメルセデス製のパワーユニットを搭載することになっており、現在のルノー製パワーユニット向けに作られたシャシーに変更を施す必要があるのだ。

 その変更を可能にし、他のチームにも開発が凍結されたエレメントを変更できるチャンスを与えるため、各チームにはふたつのトークンが割り当てられている。このトークンはFIAの同意を得て使うことができる。

 各チームは、開発を加えるコンポーネントを独自に選択できるが、マクラーレンはそのトークンを使用して、パワーユニット換装のための変更を行なわなければならない。

 F1のモータースポーツ面のマネージングディレクターであるロス・ブラウンは、マシンの開発凍結が急遽決定されたことを考えれば、ある程度の柔軟性を盛り込む必要があったと語る。

「こういう状況になると言って、5年間程度の猶予が与えられれば、やろうとしていることについて具体的にすることができる」

 ブラウンはそうmotorsport.comに対して語った。

「しかし数週間前にそれが伝えられたのなら、どうやって適用させるのか、その点において柔軟性を盛り込んでおかなければならない」

「今回の開発凍結における問題は、マクラーレンのようにエンジン(パワーユニット)を変更するチームがあったということだ。それを無視することはできない。エンジンを変更することはできないと、言うことなどできないのだ」

「そのため我々は、変更を加える必要性に対応するための、公平なシステムを見つけなければならなかった」

「またチームによっては、2年間悩まされるべきではない欠陥をマシンに抱えている可能性もある。トークンシステムを使用することで、わずかな範囲で問題があった点を修正することができる」

 ブラウンは、次のような具体例を挙げ、説明を続けた。

「あるチームは我々に、マシンの冷却システムに欠陥があり、その状態で2年間耐えることはできないと言った。だから我々は、彼らに少しの余裕を与えたのだ。我々は良い妥協点を見い出せたと思う」

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