ロッテラー、新時代迎えるフォーミュラEは「全く別物」になると予想。狙うは待望の初優勝
アンドレッティのアンドレ・ロッテラーは、第3世代マシンとアタックモードの変更が導入されるフォーミュラEは、これまでとは全く異なるアプローチが可能になると予想している。
写真:: Andretti Autosport
シーズン9(2022-23年)から第3世代マシン『Gen3』が導入されるフォーミュラE。アンドレッティに移籍したアンドレ・ロッテラーは、これまでのシーズンとは全く異なるアプローチが可能になると考えているようだ。
11月のFIA世界モータースポーツ評議会で、フォーミュラEが計画している高速充電を活用した”アタックチャージ”ピットストップのアイデアが批准され、シーズン後半に導入される可能性が出てきた。
この導入に先立ち、通常のアタックモードはドライバー自身が戦略をコントロールできるように変更された。レース中に最大4分間のアタックモードを2回に分割し、3+1、2+2、1+3(分)のいずれかの戦略を選ぶことができるようになるようだ。
またフォーミュラEは、45分プラス1周の時間制レースではなく、ラップ数が設定されたレースに戻される。
ポルシェからアンドレッティに移籍したロッテラーはチームのマシン発表会で、大幅にパワーアップしたGen3マシンの導入と同様、競技規則の見直しがフォーミュラEのレースを大きく変えると考えている。
「シーズン9の最大の課題は、もちろんGen3マシンのことをよく知らないということだ」とロッテラーは言う。
「(12月中旬に行なわれる)バレンシアでのテストは、このマシンをより深く理解するために必要なものだ」
「タイヤがミシュランからハンコックに変わり、グリップは少し落ちたが、マシンは明らかにパワーアップしており、コントロールはより難しくなっている」
「レースのフォーマットも全く違うし、アタックモードも変わる。いろいろな側面があるし、フロントアクスルで回生できるようになるからマシンの効率はかなり良くなっている。レース戦略も全く違うものになるだろう」
アンドレッティは過去3シーズン、BMWのパワートレインを使用していたが、シーズン9からポルシェのパワートレインにスイッチした。
シーズン9は、ロッテラーにとって6年目のフォーミュラEとなる。2位は何度も獲得しているもののまだ勝利がないロッテラーは、未勝利記録をストップすることが最大の目標だと語る。
また1978年のF1王者であるマリオ・アンドレッティの大ファンだというロッテラーは、アンドレッティのチームに加わることは特別だと付け加えた。
「今年の目標は、もちろんレースで勝つことだ。僕たちみんなが望んでいるように、チームとして良い結果を出すことを期待している」
「アンドレッティチームは、過去に非常にうまくいっており、レースでも勝っている。僕の経験をチームに持ち込みたいし、ポルシェのパワートレインもある。本当に良いパッケージだと思う」
「またチームメイトのジェイク(デニス)と緊密に協力して、お互いにサポートし合いながら、最高のチームにしたい」
「僕はマリオ・アンドレッティの大ファンだし、彼らの歴史も好きだから、とても感慨深い。彼らが成し遂げたことは素晴らしいことだと思うし、アンドレッティと一緒に参加することは、とても面白いし、クールだ」
「このチームに参加できたことは、僕にとって大きな意味がある。彼らの持つ素晴らしい歴史に加わり、共に成功できることを望んでいる」
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