デ・フリーズ、次世代マシンGen3は「技術的にもチャレンジング!」ピットストップ導入の可能性も示唆
メルセデスからフォーミュラEを戦うニック・デ・フリーズは、次世代マシン「Gen3」はテクノロジーの進歩により、従来のGen2よりもチャレンジングなモノになると考えている。
フォーミュラEは先日、2022-23年シーズンから導入予定の次世代マシン「Gen3」を公開。参戦するドライバーが期待を語る中、メルセデスのニック・デ・フリーズはテクノロジーの進歩により、チームとドライバーにとってGen3はチャレンジングになるとの考えを口にした。
Gen3では、最高出力が従来の250kW(340PS)から350kW(475PS)に引き上げられ、60kgの軽量化を実現。最高速は322km/hを超えるという。
最大回生能力も回生モーターをフロントにも追加することで飛躍的に向上。フロント250kW、リヤ350kWで計600kWとなった。Gen3では、1レースあたり約40%を回生によって生み出したエネルギーによって走ることができると試算されている。
Gen3のリヤには油圧式のブレーキはなく、その制動力は全て回生モーターによって賄われている。そのため各チームのエンジニアには、コース特性に合ったマシンに仕上げるべくソフトウェアで様々な作業を行ない、ドライバーがコーナーに向けてのブレーキングでどうすべきかをこれまで以上に分析・指南することが求められることになる。
メルセデスのデ・フリーズは、Gen3のローンチに称賛を送ると共に、チームとドライバーにとって大きなチャレンジになると語った。
「フォーミュラEは(Gen3の)発表で素晴らしい仕事をしたと思うし、話題性もあった。素晴らしいイベントだったよ」とデ・フリーズは言う。
「技術的にも、チームやドライバーにとってとても興味深く、チャレンジングなモノになる」
「フロントモーターは回生のみで機能して、フロントディファレンシャルはないから、フロント・リヤで正しい関係を見つけるのは、とても面白くなりそうだ。そして知っての通り、リヤには物理的なブレーキディスクはない」
【ギャラリー】これがフォーミュラEの”未来”。新世代マシン「Gen3」が公開
Formula E, gen3 car launch
Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images
またデ・フリーズは、フォーミュラEが何らかの形でピットストップを導入し、レース中の給電を行なう可能性があると示唆した。これはフォーミュラEの公式見解ではないものの、ドライバー間で行なわれたGen3を巡る議論の中で話題となっていた。
「スポーツ面での変更は……僕は歓迎しているよ。ピットストップを行なう可能性もある」
「戦略の幅を少し広げられたらとってもクールだと思うな。今は全てが固まっているからね。もちろんアタックモードは戦略的な要素ではあるけど、本当のピットストップよりも少し人工的な感じがするんだ」
「(Gen3の)デザインはちょっと変わっていて、角ばっていて印象的だ。僕らは少しそれに見慣れる必要があるかもしれないけど、新しいモノには必ず抵抗があるよね」
エンヴィジョン・レーシングのロビン・フラインスは、Gen3のデザインはあまり魅力的ではないと感じているようだが、それに乗り込むことを楽しみにしているようだ。
楽しみにしているかと尋ねられたフラインスは「もちろんさ!」と答えた。
「パワーもあるし、軽くなっているから、試してみたいね。タイヤも違うし、どう反応するかもわからないから、それに慣れる必要があるだろうね」
「でも確実に違ってくるね。問題は『どれくらい違うか』だ。ハンドリングがかなり良いっていうのは利点になる」
「あれは……面白そうだ!」
「このマシンが生み出すパワーは、レースには向いていると思う。正直いって、見た目は僕の好みではないけど、他の人は好きかもしれない」
「走り出すのが楽しみだよ」
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