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”お先にどうぞ”で超カオス! ベルリンePrixの節約競争、優勝したエバンス「別次元だった」

フォーミュラE第7戦ベルリンePrixの勝者であるミッチ・エバンスは、ドライバーがエネルギーを節約しようとするあまり、別次元のカオスが生まれたと語った。

Mitch Evans, Jaguar Racing , Jaguar I-TYPE 6

 フォーミュラEの第7戦ベルリンePrixを勝利したミッチ・エバンス(ジャガー)は、各車が最大限にエネルギーを節約しようとした結果、”別次元”のカオスが生まれたと語った。

 エバンスはグループ予選を突破できず、9番グリッドからレースをスタートしたが、着実にポジションを上げていき、レース中盤には一時トップに立った。

 しかし今回のレースは、エネルギーマネジメントの要求が厳しく、各車がスリップストリームを使ってエネルギーを節約しようと首位を走ることを嫌うという展開となった。レースペース自体も遅く、密集状態の中でオーバーテイクも多発。計8人が入れ替わるようにトップに立ち、合計23回ものリーダーチェンジが起きた(いずれもフォーミュラE最多)。

 エバンスは終盤まで上位をキープすると、残り4周のターン1でセバスチャン・ブエミ(エンヴィジョン・レーシング)のインに飛び込み、再度トップに立つとそのまま後続を振り切って優勝を果たした。

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Photo by: Andrew Ferraro / Motorsport Images

 エバンスは、ブレーキングゾーンで飛び込んでくるマシンを避けるのが難しかったとレースを振り返った。

「トップ10からスタートできれば、ここ数戦のように良い結果を残せる可能性があると思っていた」

「カオスになることは分かっていたけど、今回は別次元だった。前でスロー走行しているクルマの間をすりぬけるのは大変だった」

「追い抜こうとしない人たちや、意味もなく抜こうとする人たちがいて、自分も同じようにする。ちょっとすごかったね」

 エバンスは前戦サンパウロからの連勝となり、ランキングは4番手に浮上。ランキングトップのパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)とは30ポイント差となっている。

 ウェーレインは予選15番手と後方からのスタートとなってしまったが、スローペースな展開にも助けられ6位まで挽回した。上位陣が首位を譲り合うように序盤からアタックモードを消費した中、ウェーレインは終盤までアタックモードを温存していたが、これは予定されていたことではなかったという。

「僕たちの目標は予選を改善することで、レースペースは有望そうだった。でも15番手からのスタートは十分ではなかった」

「最後の数周で何かが起こった。間違った情報を得たのかどうかはわからないけど、レースのかなり後半でアタックモードを使わなければいけなかったんだ」

 ダブルヘッダーで開催されているベルリンePrix。土曜日の1戦目はかなりカオスなレースとなったが、日曜日の2戦目は雨予報も出ている。こちらも、一筋縄ではいかないレースとなりそうだ。

 
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