フォーミュラE第14戦ベルリン決勝:ディ・グラッシ頭脳戦を制す。上位ランカー無得点で、王者争い混沌

アウディのルーカス・ディ・グラッシが、フォーミュラE14戦ベルリンePrixで優勝。これでランキング首位のニック・デ・フリーズとの差を8ポイントに縮め、逆転での王者獲得のチャンスを繋いだ。

フォーミュラE第14戦ベルリン決勝:ディ・グラッシ頭脳戦を制す。上位ランカー無得点で、王者争い混沌

 フォーミュラEの第14戦ベルリンePrix決勝が行なわれ、アウディのルーカス・ディ・グラッシが優勝を手にした。

 2020-2021年シーズンのフォーミュラEも、ベルリンのテンペルホーフ空港を舞台にした2連戦で閉幕。メルセデスのニック・デ・フリーズがランキング首位でこのレースに望んだが、予選では大失速。19番グリッドからスタートすることになった。

 逆にフロントロウに並んだのは、DSテチータ勢の2台。中でもジャン-エリック・ベルニュが逆転王者を目指し、ポールポジションからのスタートとなった。

 スタートではDSテチータ勢の2台がポジションをキープし、その後ろにはアウディのルーカス・ディ・グラッシがつけた。

 DSテチータ勢は快調に逃げていくかに見えたが、18周目にはベルニュがチームメイトのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタに首位のポジションを譲ると、この頃から2台のペースがダウン。それまで3番手だったディ・グラッシが、後方からアタックモードを起動させて追い上げてきたチームメイトのレネ・ラストと共に一気に仕掛け、DSテチータ勢をオーバーテイクして首位に立った。しかもディ・グラッシはまだアタックモードを起動していなかったにも関わらずだ。

 ディ・グラッシはアタックモード起動のタイミングでベンチュリの2台に先行されるも、そのベンチュリの2台のアタックモードが終了したタイミングで首位に再浮上した。

 最後はバッテリーの残量がギリギリとなり、エドアルド・モルタラ(ベンチュリ)との我慢比べとなるも、ディ・グラッシはなんとかトップでチェッカーを受けた。このレースを迎えた時点ではランキング14番手だったディ・グラッシだが、今回の勝利によってランキング6番手に急浮上。しかも首位からは8ポイント差となり、逆転王者の可能性を残して日曜日の第15戦に向かうことになった。

 2位にはモルタラが入った。モルタラもこれでドライバーズランキング首位から3ポイント差の2番手に浮上。3位には終盤アタックモードを使って追い上げたミッチ・エバンス(ジャガー)が入り、このエバンスもランキング首位から5ポイント差と僅差につけている。

 フロントロウからスタートしたDSテチータ勢は、6位ベルニュ、7位ダ・コスタという順位で終えるのが精一杯だった。

 一方、ランキング首位のデ・フリーズは、レース途中の接触もありまさかの無得点。なんとかランキング首位の座をキープしたものの、そのリードを著しく減らして最終戦を迎えることになった。またランキング2番手のロビン・フラインス(ヴァージン)とサム・バード(ジャガー)も無得点であり、この結果ランキング13番手のパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)までがチャンピオン獲得の可能性を残しての最終戦ということになる。フォーミュラE2020-2021シーズンの結末は、まだまだどうなるか分からない。

 全ての運命が決するフォーミュラE第15戦ベルリンePrixの2レース目は、コースレイアウトを第14戦とは逆回りにして開催される。

 

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