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フォーミュラE、パワフルなGen3マシンに合ったレイアウトへサーキットを修正か「改善の余地は充分にある」

フォーミュラEのジェイミー・ライグルCEOは、よりパワフルな電動パワートレインが搭載される予定のGen3マシン導入に合わせ、いくつかのサーキットではレイアウトを修正する可能性があると語った。

Nyck de Vries, Mercedes-Benz EQ, EQ Silver Arrow 02, Edoardo Mortara, Venturi Racing, Silver Arrow 02, Robin Frijns, Envision Racing, Audi e-tron FE07, Lucas di Grassi, Venturi Racing, Silver Arrow 02, at the start

Sam Bagnall / Motorsport Images

 フォーミュラEは、2022-23年シーズンに第3世代マシン『Gen3』の導入を予定している。Gen3マシンには総出力350kW(470bhp)を誇る電動パワートレインが搭載され、前後合計600kW(フロント250kW、リヤ350kW)のエネルギーを生み出す回生ブレーキを搭載する。当初の計画では、現行マシンから120kgの軽量化を目指すとされており、理論上では最高速度が約360km/hにまで上り、ラップタイムは5秒から7秒近く短縮されると予想されている。

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 ただ、フォーミュラEが市街地でメインにレースを行なうが故に、いくつかのタイトなサーキットでは、Gen3マシンの最大パフォーマンスを発揮することは難しいと見られている。

 しかしフォーミュラEのジェイミー・ライグルCEOは、タイトなサーキットの筆頭であるパリを含むプロモーター側と、ドライバーがより高いスピード域でバトルを展開できるようにサーキットの規模を拡大するための話し合いを続けていると明かした。

「すべてが均等になっていれば、(Gen3マシンは)より速く、オーバーテイクの機会もさらに増えるだろう」と、Gen3マシンの導入によって起こるコースレイアウトへの影響についてmotorsport.comに尋ねられたライグルは答えた。

「フォーミュラEのカレンダーの中には、加速とマシン自体のパフォーマンス向上(を発揮する)という点で問題が発生しそうなサーキットが、明らかにいくつか存在する」

「みんなが懸念している通り、直角コーナーが多く設置されているパリもそのひとつだ。“ザ・市街地サーキット”という感じで、(修正は)難しいだろう」

「パリラウンドの人たちとも『サーキットのレイアウトは変更できるか』と話をしていて、我々としてはパリでレースをしたいと思っているので、2023年以降も続けていくつもりだ」

Alberto Longo, Deputy CEO, Chief Championship Officer of Formula E with Jamie Reigle, CEO of Formula E

Alberto Longo, Deputy CEO, Chief Championship Officer of Formula E with Jamie Reigle, CEO of Formula E

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 またライグルは、F1と比較されることは理解した上でモナコePrixを短縮レイアウトからフルサイズのレイアウトに変更し、スリリングなレースを展開できた点を例に挙げて、次のように述べた。

「モナコを例に挙げると、昨年フルサイズのコースレイアウトでレースをした際、フォーミュラEは遅いのかという興味深い話題もあった」

「F1マシンと比べたら、F1マシンの方が速いというのは誰もが認めることだろう」

「でも、(フォーミュラEでは)65回のオーバーテイクに加えて首位が6回交代するといった、信じられないようなレースになった。Gen3マシンでも同じかそれ以上のことが起こるだろう……5から7秒はラップタイムが速くなるとは思うがね」

「だから、他の現行サーキットでも改善の余地は充分にあると思うし、これから評価しなければいけないサーキットもある。安全かつエキサイティングなレースを提供できるように、FIAと協力して進めていく」

 また、今季の開幕ラウンドが行なわれたサウジアラビアのディルイーヤE-Prixサーキットについても同様だ。今後の開催に向け、現在全長2.495kmのコースを拡張する可能性はあるかと質問された同国の自動車・オートバイ連盟会長のハリド・ビン・スルタン・アル・アブドラ・アル・ファイサル王子は、Gen3マシンでのレースをより盛り上がるようにするためにあらゆる選択肢を検討すると説明している。

「(Gen3マシン導入に向けた)計画とマシンで、よりチャレンジングでスリリングなモノになるのなら、何でもやってみたい。我々はそうすることを歓迎している」と彼は言う。

「我々から提供できること、新しいことができるのならば、たとえコースの長さを変える必要があったとしても、トライしてみたいと考えている。我々のゴールは、レースが特別なモノになることだ」

「我々のレースをもっとエキサイティングでスリリングにすることが何より重要で、それが目標でもある。我々は最高のレースを提供したいのだ」

 
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