連覇狙った鈴鹿8耐中止に、ジョナサン・レイ「本当にガッカリしている」
2020年の鈴鹿8時間耐久ロードレース中止を受け、カワサキのジョナサン・レイは「ショックを受けている」と語った。
写真:: Jun Goto
FIM世界耐久選手権は8月12日、2020年シーズンの最終戦である鈴鹿8時間耐久ロードレースの開催中止を発表した。これは日本国内外の新型コロナウイルスの状況と、日本の渡航規制などを鑑みた結果だと説明されている。
鈴鹿8耐が中止されるのは史上初の事態であり、日本国内の国際レースの開催中止としてはF1とMotoGPに次ぐものだ。
2019年の8耐では最終ラップにレイが転倒し赤旗でレースが終了するという劇的な展開を経て、最終的にレイが優勝という裁定に。1993年以来の8耐優勝をカワサキへ持ち帰った。
今季は連覇を果たすべくスーパーバイク世界選手権のライダーでチームを結成。絶対王者ジョナサン・レイ、アレックス・ロウズ、ジャビ・フォレスの3名で連覇を狙っていた。
今回の鈴鹿8耐中止に際して、レイは連覇を狙うことができずがっかりしていると語り、2021年に再び戻ってきたいと述べた。
「鈴鹿へ戻って、カワサキのためにレースができないのは本当にガッカリだよ」
「去年の8耐優勝の後は、信じられないほど素晴らしいもので、感動が押し寄せていた。今年についても(連覇の)可能性を本当に楽しみにしていた。特にアレックス・ロウズとジャビ・フォレスとのチームのポテンシャルに期待していたんだ」
「強力なふたりのライダーと一緒に、僕らは本当にいい仕事ができるだろうと思っていた。ただ去年の鈴鹿8耐の王座を守るチャンスは望めなくなってしまった。でも安全というのは今の世界的な危機において最も重要なことだ」
「僕らの鈴鹿8耐での野望は2021年までおあずけになって、ファンのみんな、特に毎年僕らを見に来てくれている日本のファンには本当にすまないと思う」
また今季、ヤマハからカワサキへ移籍したロウズは、2016年から3年連続で8耐優勝を経験しているが、カワサキでの初の鈴鹿8耐を走ることができず残念だと語った。
「言うまでもなく、今年の鈴鹿8耐が中止されてしまいガッカリだ。とても楽しみにしていたんだ」
「このレースには良い経験や楽しい思い出がたくさんある。今回は、カワサキのZX-10RRで鈴鹿を初めて走ろうとしていた」
「来年、ジョナサンと一緒に8耐を争えることを心から望んでいる。素晴らしいチームになるだろうと思っているし、その一員となれることに本当にワクワクしていたんだ」
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