ラウル・フェルナンデス、テック3KTMから2022年MotoGP昇格が決定。来季もガードナーとコンビ
KTMはMotoGP2022年シーズンからラウル・フェルナンデスをテック3のライダーとしてMotoGPクラスへ昇格させることを明らかにした。
ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦するKTMは、現在Moto2クラスを戦っているラウル・フェルナンデスを2022年にテック3・KTMからMotoGPクラスに参戦させると発表した。
KTMは既に2022年シーズンに向けたライダーラインアップとして、ファクトリーチームのブラッド・ビンダー残留と、現Moto2のレミー・ガードナー昇格を発表済み。そして今回の発表により、テック3は来季、ガードナーとフェルナンデスの2名でシーズンを戦うことになった。
なおガードナーとフェルナンデスは、現在Moto2クラスでもRed Bull KTM Ajoでチームメイト同士。さらに彼らはMoto2のタイトル争いを繰り広げるなど、今シーズンの注目ライダーとなっていた。
フェルナンデスは2020年シーズンにMoto3クラスでランキング4位を獲得して、Moto2へステップアップ。第3戦ポルトガルGPで早くもMoto2初優勝を記録している。
若く才能あるライダーの例に漏れず、フェルナンデスには他メーカーやチームから興味が寄せられており、ペトロナス・ヤマハSRTも獲得に興味を持っていた。しかしKTMとの契約解除には違約金を用意する必要があり、最終的にこの計画は頓挫することになった。
Moto2クラスを1年で卒業することになったフェルナンデスは、MotoGPクラス昇格にあたってコメントを発表。MotoGP昇格を喜びつつ、今シーズン残りのMoto2での戦いに力を注ぎ、チャンピオン獲得を目指すとした。
「正直に言って、KTMから来年もチャンスをもらうことができて本当に嬉しく思っている。Moto2ではたくさんのことを学んで楽しんでいるけど、MotoGPに参戦するチャンスが得られたのはとても嬉しい。最高峰クラスに参戦するのは全てのライダーの夢だ」
「今一番重要なのは、今シーズンに集中し続けることであり、最終戦まで力を尽くしてチャンピオンシップを争うことだ。上手くいかなかったとしても、何事にも理由はあるからポジティブに考えないといけない。今年、ルーキーとしてのページに幕を下ろして、2022年に向けて新たなページに向かいたいと思う。MotoGPではマシンの良いフィーリングを見つけて、何よりも楽しむことを目指したいと思う」
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