MotoGPチェコFP3:ウエット路面でマルケスが首位。中上は予選Q1スタートに
MotoGP第10戦チェコGPのフリー走行3回目が行われ、マルク・マルケスがトップタイムをマークした。中上貴晶は予選をQ1からスタートすることとなった。
Marc Marquez, Repsol Honda Team
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第10戦チェコGPのフリー走行3回目が行われ、レプソル・ホンダのマルク・マルケスがトップタイムをマークした。
走行2日目はあいにくの雨に見舞われたことで、初日タイムの更新は絶望的となった。ただ、MotoGPクラスのフリー走行が始まる頃には、既に雨は降り止んでおり路面自体はフルウエットといえるコンディションなものの、路面は乾いていく事が予想された。
ウエットコンディションの中でもマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が強さをみせ、セッション序盤から2分4秒830を記録し、タイムシートのトップにつけた。マルケスはその後の連続周回の中で2分4秒279までタイムを縮めている。
セッション中盤にタイムを伸ばしたのは、普段はスズキのテストライダーを務め、今回はワイルドカード参戦となっているシルバン・ギュントーリだ。2分5秒173をマークし、マルケスに次ぐ2番手タイムとした。
セッションが進むにつれ、晴れ間が覗くようになった。マシンが上げる水しぶきもかなり少なく、走行ラインの一部は乾き始めている様子が見て取れた。
そんな中マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が2分5秒070までタイムを縮め、2番手に浮上。その後2分4秒876までタイムを更新した。
残り時間は15分を切り、通常なら予選組分けを争うアタックが行われる時間帯となったが、路面は乾ききっておらず、スリックタイヤを装着するライダーが出てこない状態だった。
結局、セッション終盤でタイムを上げてくるマシンはないままFP3のチェッカーフラッグを迎えた。トップタイムはマルケス。2番手はビニャーレスが続き、3番手にはギュントーリという並びだった。
終盤には走行ラインがかなり乾いてきていたため、予選時にスリックタイヤでアタック可能なコンディションになる可能性もありそうだ。
LCRホンダの中上貴晶は、初日FP2の終盤に転倒を喫し10番手以内に食い込むことが出来ず。FP3がこうしたコンディションとなったことも相まって、予選はQ1からのスタートとなった。
【リザルト】MotoGP第10戦チェコGP フリー走行3回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ファビオ クアルタラロ | 17 | 2'06.219 | ||
2 | マルク マルケス | 9 | 2'04.279 | ||
3 | ジャック ミラー | 7 | 2'06.539 | 0.320 | 2.260 |
4 | アンドレア ドヴィツィオーゾ | 15 | 2'06.599 | 0.380 | 0.060 |
5 | マーベリック ビニャーレス | 14 | 2'04.867 | ||
6 | アレックス リンス | 14 | 2'06.779 | 0.560 | 1.912 |
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