SF第2戦岡山|フリー走行は牧野がライバルを圧倒、ルーキー宮田が4番手につける
2020スーパーフォーミュラ第2戦。土曜日午後のフリー走行は牧野任祐が2番手以下に0.3秒の差をつける速さをみせた。
写真:: Masahide Kamio
岡山国際サーキットで行なわれている2020全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦。土曜日の午後に行なわれたフリー走行では牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)がトップタイムを記録した。
午前中の専有走行は終始ドライコンディションで進行したものの、午後のフリー走行前に雨がパラつきはじめWET宣言が出された。さらにセッションが始まると雨脚はさらに強くなり、最初はスリックタイヤでコースインしていたマシンもすぐにピットインしてウエットタイヤに交換。ところが開始15分を過ぎて雨が止むとともに太陽も顔を出すなど目まぐるしく天候が変わり、各チームともコンディションに合わせて慌ただしく対応していた。
また、今回のレースではタイヤ4本交換の義務が追加されたため、ピットストップの練習を行なうチームが多かったのも印象的だった。
開始20分を過ぎたところから路面も完全にドライとなり、続々とタイム更新が見られたが、その中で速さを見せたのがホンダ/M-TEC勢だ。開始30分のところで野尻智紀(TEAM MUGEN)が1分13秒498を記録してトップに浮上すると、その10分後には牧野任祐が0.076秒更新。さらに福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も1分13秒747で3番手につけた。
セッション終盤に差し掛かると、明日の予選を見据えてタイムアタックシミュレーションが始まった。残り15分のところでいち早くタイムを出したのは平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)で、2番手以下に0.5秒以上の差をつける1分12秒850をマークしたが、それを牧野が0.371秒上回り再びトップを奪った。さらに他のマシンも続々とアタックを行なったが、トップタイムを破るものは現れずチェッカーフラッグとなり、牧野がこの日の最速タイムをマークしセッション終了となった。
2番手には関口雄飛、3番手に平川とITOCHU ENEX TEAM IMPUL勢が並んだ。さらに今回がスーパーフォーミュラデビューとなる宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)がチームメイトのニック・キャシディを上回る速さをみせ4番手に食い込むパフォーマンスをみせた。
同じく今回デビューとなる高星明誠(Buzz Racing B-Max)は11番手タイムを記録したが、セッション終了のタイミングでアトウッドカーブ出口でクラッシュを喫してしまい、バックストレート脇でマシンを止めた。なお高星は自力でマシンを降りて無事だったが、マシンは左フロント部分を中心にダメージを負っていた。
なお、今回の第2戦も公式予選は日曜日の午前中に行なわれるが、開幕戦とは異なり日曜早朝のフリー走行はない。
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