スーパーフォーミュラ 鈴鹿公式合同テスト
意外と“しっかり者”!? セルモ立川監督から見た、新入り大湯都史樹の印象「若手の中でもクルマのコメントをしっかりする」。一方チームメイト阪口は「よーく当たる」
スーパーフォーミュラとスーパーGTでセルモの監督を務める立川祐路は、今季からチームに加わることになる大湯都史樹について、レーシングカーに乗ると「しっかりしている」という印象を持ったという。
戎井健一郎
編集: 2024/02/20 11:09
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2月21日からスタートするスーパーフォーミュラの鈴鹿合同テスト。その前日の20日に行なわれた『メディアデー』では各チームのドライバー、監督、エンジニアが会見に臨んだが、その中でVERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGの立川祐路が、新加入の大湯都史樹の印象を語った。
大湯は昨年までホンダ陣営のドライバーとして活躍したが、今季からスーパーフォーミュラ、スーパーGT共にトヨタ陣営のセルモに移籍。立川監督の下で心機一転、国内トップカテゴリーを戦っていくことになる。
立川監督曰く、大湯は若手ドライバーの中でも「しっかりと」マシンのフィードバックをするドライバーに感じられたという。
「大湯に関しては、最初は人見知りの部分もありましたが、でもクルマにパッと乗ったらかなりしっかりしていました。昨年のシーズンオフテストから今年のスーパーGTのテストも見ていますけど、僕が知っている若手ドライバーの中でも、しっかりとクルマに対するコメントをするドライバーなので、すごく期待が持てます」
昨年の大湯は抜きん出た速さを見せる一方で、接触やアクシデントも目立った。これについて立川監督は「彼は行きすぎてやらかしてしまうというイメージがあるかもしれないけど、ドライバーとして結果を早く出さなきゃいけないという中で、焦りからどんどんそういう方向にいくこともある。我々としては彼の能力は信じているので、彼は今年のやるべき仕事を落ち着いてやってくれれば、自ずと結果は残ると思います」と期待を寄せた。
大湯を担当する菅沼芳成エンジニアも、「もうちょっとやらかすのかなと思っていました(笑)」と苦笑するが、立川監督と同じような印象を持っているといい、次のように述べた。
「本当に落ち着いていて、コメントも的確です。(担当する)ドライバーが変わるとはいえ、全然違和感なく仕事ができるかなと思います。本当に落ち着いてやってくれるので、僕も期待しています」
「もうちょっとやらかすのかなと思っていました(笑)。でも本当に速いんですよね。なので今年楽しみに思っています」
また立川監督は、新加入の大湯が同世代のチームメイトである阪口晴南と切磋琢磨することを期待している。
「昨年までは坪井(翔)選手がいて、彼は後輩という立場でやってきたと思いますが、今年は同世代のドライバーと組むことで『負けられない、負けたくない』という思いもあると思います。今年はそういった思いでより一層頑張ってくれると思います」
立川監督はそう語る。では大湯と阪口は、お互いにどのような印象を抱いているのだろうか?
Sena Sakaguchi, VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
Photo by: Motorsport.com / Japan
「カメラ回ってて言える範囲のことですよね? そしたらないですね(笑)」と開口一番ジョークを飛ばす阪口だが、ドライバーとしてはその速さ、人間としてはSNSを通した発信力をリスペクトしているという。ただ、カート時代から(そして昨年のスーパーフォーミュラでも)「大湯とはよく当たる」印象があるといい、チームメイトとなる今年は今まで以上に注意したいと語った。
「メディアの皆さんだったり、SNSを使ってうまく発信しているところは素晴らしいです。皆さんが思っている以上に、意外とインドアというか、暗いところがあるんですよ(笑)。でもモータースポーツを盛り上げるためにこういうふうに努力しているんで、そういうところはすごいと思います」
「ハンドル握っている時も、速さはずっとあります。カート時代から速くて、近くにいると刺激的だなと思える選手です。ただ、カートの時から(大湯とは)よーく当たるんですよ(笑)。今年当たると立川監督の顔を見れないので、そこはお互いに気をつけて、上位で走れることを期待しています」
一方の大湯も、「阪口選手の印象は、トゲトゲしてる……ちょっとひと言余計ですよね(笑)」とやり返しながらも、阪口はレースキャリアにおいて常に自分の一歩上を行っている印象があったとして、そんな阪口を上回りたいと語った。
「子供の頃から一緒にやっていますが、僕としては小さい頃から(阪口が)上のドライバーなんだなという感覚なんです」
「今同じ場所で戦えていて、上回りたいという気持ちももちろんありますし、こうやって一緒にやってるからこそ切磋琢磨できる環境にあると思いますので、チーム一丸となって頑張っていければなと思っています」
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