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監督として4年ぶりにSFを戦う道上龍、参戦準備に大忙し「正直時間がない」

『ThreeBond Drago CORSE』の監督として2020年のスーパーフォーミュラを戦う道上龍は、4年ぶりの参戦に向けた準備で忙しい日々を送っており、開幕に向けて「時間がない」と語った。

道上龍(#34 Modulo KENWOOD NSX GT3)

写真:: Masahide Kamio

 2020年の全日本スーパーフォーミュラ選手権には、道上龍率いるドラゴコルセがスリーボンドとタッグを組んだ新チーム『ThreeBond Drago CORSE』が参戦することとなった。道上は4月のシーズン開幕に向けて、チームが準備に追われていることを明かした。

 2014年の第6戦SUGOでスーパーフォーミュラデビューを飾ったドラゴコルセは、2016年シーズンを最後に同カテゴリーの参戦を終了していた。その後は2017年から3年間『ThreeBond Racing』とジョイントして全日本F3に参戦。道上はスーパーバイザーとしてチームに携わった。そして2020年からはレース活動をドラゴコルセが、プロモーション活動をスリーボンドが請け負う形で、国内トップカテゴリーに挑戦する。

 11月10日(日)にツインリンクもてぎで行われた『Honda Racing THANKS DAY 2019』に姿を見せた道上は、motorsport.comに参戦の経緯などを話した。 

 道上曰く、2020年のレース活動についてはスリーボンドと様々な選択肢を検討したが、最終的に互いの構想が合致し、スーパーフォーミュラ参戦に至ったという。

「全日本F3で3年間、スリーボンドさんとご一緒させていただきましたが、その全日本F3が2019年を最後に終了することとなりました」

「それからは(全日本F3の後継カテゴリーである)スーパーフォーミュラ・ライツへの参戦も含めて色々と話し合いをしましたが、最終的にステップアップしてスーパーフォーミュラに参戦するという決定に至りました」

「スリーボンドさんはグラチャン(富士グランチャンピオンレース)の時代からスポンサーとして関わったり、F3では自社チームで参戦したりと、レースに長年携わってこられたメーカーです。モータースポーツに対してはかなり理解のある会社ですし、我々も一緒にやらせていただいて有意義な3年間を過ごすことができました。そんな中で『次へのステップへ行こう』ということでお互いの意見が合致した形です」

「スリーボンドさんは(自社の)お客様をホスピタリティに招待したりと、モータースポーツをたくさんの方に知っていただくための活動をされていますから、ゆくゆくはトップカテゴリーに(ステップアップしたい)、という考えがあったのだと思います」

 道上にとって国内トップフォーミュラへの挑戦は4年ぶりとなる。スーパーフォーミュラにおけるドラゴコルセの最高位は、2016年の開幕戦鈴鹿で小暮卓史が記録した4位。チームとしての初表彰台、そして自身が現役時代(当時はフォーミュラ・ニッポン)に成し遂げられなかった優勝を狙いたいところだが、新規チームで戦うことの難しさを知っている道上は、あくまで慎重な姿勢だ。

「いかんせん初年度はチームの立ち上げに時間と苦労がかかるものです。以前スーパーフォーミュラに参戦した時もそうでしたし、(スーパーGTの)GT500クラスを戦った時もそうでしたが、初年度はすごく大変なんです」

「今のスーパーフォーミュラを見ていると、1年目から上位に食い込むのは至難の業だと感じています。以前参戦していた時も、小暮を擁しても(フル参戦)1年目はうまくいきませんでした。そういう意味では同じような状況になってくるのではないかと思っています」

「今は参戦の準備で忙しくさせてもらっています。過去に参戦経験があっても、再びやるときには一からの作業になるんです。まさか再びやるとは思っていなかったので、当時自分たちが持っていた機材は何もかもなくなっています」

「スーパーフォーミュラで使用する機材は、チーム独自で作るものも多いんですよ。そういったクルマを走らせる上で重要な機材を全て作っていかないといけないので、正直時間がないです」

 12月4日(水)から始まる『合同テスト・ルーキードライバーテスト』でThreeBond Drago CORSEは、『ホンダ/M-TEC HR-417Eエンジン搭載車両』による1台エントリー(ドライバー未定)となることが11月27日(水)に明らかとなったが、取材時に道上はチームの現状を次のように話していた。

「自分たちのクルマはまだないので、ルーキーテストはどこかのチームのクルマを借りないと参加できない状態です」

「もちろん、来年の合同テストまでには我々のクルマを用意しなければいけませんが、そこへの準備が非常に時間がかかります。クルマが必要といってもすぐに手に入るわけではないですし、(SF19は)受注生産のような形なので、時間がかかっちゃうんですよ」

「そういう意味で僕たちには“タイムリミット”があるので、そこにどう合わせていくか、これからが大変ですね」

 また、気になるドライバーについて道上は言及を控えたものの、様々な候補がいることを認めた。

「ドライバーは基本的に未定ですが、色々と構想はあります」

「候補は何人かいます。既に絞り込んでいる訳ではないです。外国人ドライバーも含めて検討しているので、ルーキーテストなどで判断をしていくという展開になると思います」

 前述の通り、ドラゴコルセは4年ぶりの参戦とは言えども、実質的にはほとんどイチからのスタートとなる。群雄割拠のスーパーフォーミュラに挑むため、道上の戦いは既に始まっている。

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