トヨタのエバンスにまさかのパンク、SS16終えてヒョンデのワンツーに。勝田貴元が3番手表彰台圏内に浮上|WRCラリージャパン最終日
愛知県・岐阜県を舞台に行なわれている世界ラリー選手権ラリージャパン。4日目の2ステージ目SS16を終了した時点で、母国戦となる勝田貴元(TOYOTA GAZOO Racing WRT Next Generation)が表彰台圏内の3番手に浮上した。
Takamoto Katsuta, Aaron Johnston, Toyota Gazoo Racing WRT NG Toyota GR Yaris Rally1
Tomasz Kaliński
2022年シーズンの世界ラリー選手権(WRC)最終戦ラリージャパン。大会4日目(最終日)はSS15〜SS19が行なわれる予定だが、SS16『恵那市』で上位争いに大きな動きがあった。
3日目を終了した時点で首位に立っていたのは、ヒョンデのティエリー・ヌービル。それをトヨタのエルフィン・エバンスが4秒差の2番手で追いかけていた。3番手のオット・タナク(ヒョンデ)以下は30秒以上のギャップが開いており、優勝争いはヌービルとエバンスを中心に展開されていくものと思われた。
そしてSS15をトップで終えたエバンスが、ヌービルとのギャップを0.6秒まで縮めて迎えたSS16、エバンスはまさかのパンクに見舞われてしまった。彼はコ・ドライバーのスコット・マーティンと共に迅速なタイヤ交換を行なったものの1分30秒以上をロスしてしまい、総合4番手に後退した。
これにより、4番手につけていた勝田貴元(TOYOTA GAZOO Racing WRT Next Generation)が3番手に浮上した。初日から堅実なラリーで上位をキープしてきた勝田は、3日目には総合5番手から4番手に順位を上げ、ついに表彰台圏内まで上り詰めた。
今回が凱旋ラリーのトヨタ陣営は勝田以外のドライバーが全てパンクに見舞われるという苦しいラリーとなっており、これでヌービルとタナクのヒョンデ勢がワンツーに。ただラリージャパンは午後から雨が予想されているため、今後さらなる波乱が起きても不思議ではない。
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