”モナコマイスター”オジェが快走。2番手にロバンペラが浮上し、トヨタがワンツー維持|WRCラリー・モンテカルロ2日目
WRC開幕戦ラリー・モンテカルロの競技2日目、トヨタのセバスチャン・オジェが圧倒的な速さを見せた。
写真:: McKlein / Motorsport Images
世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦ラリー・モンテカルロの競技2日目、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエが総合首位をキープ。後続との差を広げた。
競技2日目は、3つのステージを各2回走るスケジュール。初日と同様、ほぼドライコンディションだったが、一部では凍結やウエット路面もあった。
6連勝を記録するなど、ラリー・モンテカルロを得意とするオジェは、SS1~SS2で最速タイムをマークし、完璧な蹴り出しを見せた。2日目に入ってもその勢いは全く衰えることなく、6ステージ中4ステージで優勝。総合順位では、2位のカッレ・ロバンペラに36秒ものアドバンテージを築いた。
総合3番手にヒョンデのティエリー・ヌービル、4番手にM-スポーツのオット・タナクといったライバルが続いている。
初日に2番手につけていたトヨタのエルフィン・エバンスは、右リヤのパンクに見舞われたこともあって、オジェから1分2秒3遅れの総合5番手に後退している。
オジェはハイブリッドシステムが機能しないトラブルにも見舞われたが、ハイブリッド・サプライヤーのコンパクト・ダイナミクス社の技術者は、金曜日の午前中に発生した問題を解決することができたこともあって、事なきを得た。
「ハイブリッドは今のところ機能している。昼間にラップトップで何とか直したんだ」とオジェは語った。
「僕たちは30秒のリードがあるから、フルリスクは冒さないようにできるんだ」
競技初日はハンドブレーキのトラブルに苦しめられた勝田貴元は、4つのステージで4番手タイムをマーク。SS6では、トヨタの4台がトップ4を独占している。
最終的に、勝田は初日からふたつポジションを上げて総合7番手で3日目に臨む。
競技3日目となる土曜日は、計6ステージで111.78kmと4日間でもっとも長い1日となる。
順位 | ドライバー/コ・ドライバー | 合計タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|
1 | セバスチャン オジェ Vincent Landais |
1:26'39.4 | ||
2 | Kalle Rovanperä Jonne Halttunen |
1:27'15.4 | 36.0 | 36.0 |
3 | ティエリー ヌービル Martijn Wydaeghe |
1:27'17.3 | 37.9 | 1.9 |
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